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図面に書いてある防水工事って本当に必要なの?

「無駄な買い物はしたくない」

誰でも感じるところです。


一見無駄に見える奥さんの買い物

「それ、同じようなバック持ってるんじゃない」

旦那さんがそう感じたとしても、それは大違い。

奥さんからすれば、先週買ったワンピースにはこのバックでないと駄目だったのです。
新しいワンピ―スにぴったり合ったバックを下げて、さっそうと歩く自分の姿を想像した買い物。

何か理由があれば無駄な買い物ではありません。


ですが、雨漏りのあるお宅で
「屋上の防水工事改修」

と図面に書かれていた場合。

何の疑いもなくシート防水やウレタン防水を施工するのはいかがなものでしょう?

IMG_3188.JPG
 

雨漏りの原因は他にあるかもしれません。
 

私達は契約の前に提案しました
「工事着手前に時間をください。散水検査をしてみましょう。
もし屋上からの漏水でなければ、屋上防水工事は必要ないですよね」

「もちろんそうです」

 

いざ、着工前に散水検査と水張り検査をしてみました。

立会いしている旦那さんがつぶやきます
「全然水が漏れてこないねぇ」
15分間散水を続けても漏水が確認できません。
 

床面を諦めて、壁上部のクラックに水を掛けると

IMG_3187.JPG
 

「おぉ?、出てきた出てきた!
そこですよー、原因は!」


散水検査のおかげで屋上防水は必要ないことがわかりました。

このクラックの部分の防水対策ならコーキング1本で改善できます。

浮いた工事費は旦那さんがやりたがっていた別のオーニング工事に回せました。

旦那さんも私たちも嬉しい結果です。


ほんのちょっと手間と時間を掛ければ、無駄な工事をしなくて済みます。

リフォームのプランや見積もりで理解できない項目があったらドンドン質問していくことをお勧めします。

 

 

 

 

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