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バレエスタジオの防音防振床は他のダンスには使えないの最近のブログ記事

こんにちは!

自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している

東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。

 

 

最近、あるお客様から言われました

「大塚さん、住宅リフォーム専門って言うけどバレエスタジオも随分やってるみたいだね~」

う~む、痛いところを突かれた感じです。

 

住宅リフォーム専門の立場から見ると

バレエスタジオってブログやSNSに投稿しやすい内容がいっぱいあるんです。

普通の人には縁のない業界だし、

それでいて防音・防振はマンションリノベーションでも気になるカテゴリーですからね。

ついつい、バレエスタジオってキーワードの露出が増えているのでしょう。

 

昨今は、損保ジャパンが住宅リフォームに参入するくらいの世の中ですから

住宅・マンションリフォーム専門の私がバレエスタジオの施工をしても、全然普通です。

もっとも、ダンススタジオ専門の工事店からすると、いい迷惑かもしれませんが・・・f:^^)

 

損保ジャパンが住宅リフォーム事業に参入  http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF16H1C_W5A210C1EE8000/

 

 

納得いく防音床でなければ工事は中止せよ!

999.jpg

 

最後の仕上げである、TFリュームを貼る直前になって、

ビルオーナー様からビックリするメールが届きました。

 

なんで今になってそういう事言うかな~!?

 

って、正直腹立たしく思いました。

そもそも賃貸物件の契約前に、全員が立会いのもと

防振床の模型を作って飛び跳ねテストをしてOKが出てますし

防音床の仕様を書いた見積もりを見て床板の厚さをワンサイズ上げるように指示したのはオーナー様。

さらに要求されたので防振床の断面図も提出してます。

その上で、進めた工事です。

 

建築に詳しいオーナー様だけに

後出しジャンケンのような要求にはちょっと違和感を感じました。

 

でも、将来発生する問題に今対応できるチャンスと思えばみんなが幸せになれます。

急遽、バレエスタジオの先生も集まって想定外の「防音防振床検査」が行われました・・・

 

協和産業/TFリューム  http://mattonokyowa.co.jp/wordpress/?page_id=120

 

 

人それぞれに違うの「音」への評価

IMG_1830.JPG

 

バレエスタジオの先生のジャンプはとても綺麗で見ていてうっとりする跳躍です。

そんなプロのジャンプは下階には全く聞こえません。

 

次に、素人ふたりを入れた3人でジャンプ

これも、ほとんど聞こえず、気になるレベルではありません。

下で聞いているオーナー様が、「ちょっと!聞いてるんだから黙ってて!」 と言うくらいでしたから。

 

最後に要求されたのが

靴を履いてのジャンプと

スタジオをぐるぐる走るテスト。

 

さすがにこれは、気になる音が聞こえました。

この時になって、初めて理解できました。

 

あっ、オーナー様は不確定の要素までも心配されてるんだな

 

でも、バレエスタジオでは靴を履いてのレッスンはありませんし

子供が走り回るのは、先生が指導してなくすことができます。

つまり、これ以上防振床の性能を上げなくても

スタジオ運営する上のオペレーションで回避することができる問題だったのです。

 

今回は吸音効果のある万協フロア―システムのYPE-G2タイプをベースに

更に防振効果高めた当社オリジナルの下地を仕込んでいます。

バレエスタジオ的にはこれで十分機能します。

 

ただ、社交ダンスやヒップホップ、フラメンコとなると話は違って来ます。

その場合は新型制振材を入れたYPE-TGを検討する必要があるでしょう。

 

エコボードTGを入れることで、床の剛性と重さを増して音を抑制が期待できます。

でも、デメリットとして床面が硬くなります。

それこそが、オーナー様と先生の「音」に対する評価、価値観が分れたポイントでした。

 

オーナー様は、「オプション工事でより良くなるなら今のうちにやっておいた方がいい!」

 

先生は、「このやわらかい床が、バレエをするのにとても快適。それを失いたくない!」

 

立場が違うと評価が全く違ってくるんです。

 

 

建築に詳しいオーナー様は続けて

「舞台の床なんかはもっと硬いですよ!」と言います。

 

そう、まったくその通りです。

ただ、舞台はどのジャンルのパフォーマンスにも対応できるオールマイティーな作りで

広く浅く設計されています。

決してバレエの公演のみに作られている訳ではありません。

 

私達にとって、ハラハラする防振床テストだったのですが

最終的に、

「将来、下階からクレームが来たらバレエ教室の方で対応する」

という、もっともな結論に達することが出来ました。

 

はらわたが煮えくり返るような思いもしましたが

この時点で問題が解決出来て良かったです!

 

万協フロアーシステム  http://bit.ly/17YNAkA

 

 

 

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