こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
床暖房で堀こたつが作れるのか?
打合せテーブル一杯に資料を広げて見積をしていると
玄関サッシの向こうに人の気配を感じました。
にこにこしながらショールームを覗いている男性に、こんにちはと声をかけると
「建材を見せてもらってもいいですか?」と言って入ってこられました。
輸入壁紙を見せてくださいとか、珪藻土の塗り壁やエコカラットが見たいとか
そういうご希望は良く聞きますが
「建材が見たい」という言い方はあまり聞いたことがありません。
この方は建築関係の人かな?
職人さんでもなさそうだし、設計士にも見えない。
でも、空間デザイナーならありかな?
「いえ、僕は建築関係ではないんです、IT関係でして・・・。
中古の戸建てを買って、のんびりリフォームしている最中なんです」
今住んでいるところが別にあるSさんは
特に急ぐ事情もなく、少しずつ自分のこだわりでリフォームを進めているのだそうです。
「建材と言うのが床暖房なんですが」
「あっ!先日お電話いただいた方ですね!」
作業中の資料を方付けていたマサコさんの大きな声に、私はビックリしました。
確かに、不思議な電話がありました。
掘りごたつの熱源にプリマベーラを使えないか?という前例のない問合せでした。
メーカーに問い合わせを勧める
薄い電気フィルム式床暖房のプリマヴェーラを堀こたつの凸凹なりに曲げながら設置しようと考えているそうです。
ただ、元が薄いフィルムなので折ってしまったら断線しかねません。
とても大丈夫ですとは言えません。
60㎝くらいの短いフィルムを堀こたつの底や立ち上がりの面ごとに設置する方法が良さそうですが
短すぎるフィルムを使って、温度が上昇しすぎるとか
温度のコントロールが出来なくても困りますから
「一度メーカーのアルシステムに問い合わせされてみてはいかがですか」
とマサコさんが電話でアドバイスしました。
「永代ショールームには現物サンプルが置いてありますし、代表がいれば施工要領も詳しくお話しできますよ」
そのSさんが突如来店されたという訳です。
すばやい行動力に驚かされました。
オーナー自らリフォームを指揮する分離発注の悩み
購入した物件は、電気、設備、下地工事、内装仕上をそれぞれの専門工にバラバラに依頼する分離発注スタイルでSさん自身が直接交渉して進めているそうです。
「それなのに、プロの方に相談するのは心苦しいんですが・・・」
「いえいえ、うちはDIYをやりたい人を応援していますから大丈夫ですよ。
youtubeもDIY目線で投稿してますからね」
実際Sさん以外にも、
アイアン塗料の塗り方を知りたいとか、ウレタン防水は何を買ったらいいのかとか、
DIYに関する問い合わせが沢山あります。
そんな訳でSさんとのDIY談義は盛り上がっていき、やがてWEBショップの話になりました。
今回の床暖房プリマヴェーラについてSさんがメーカーに問い合わせすると
直販はしていないと言われたそうです。
「じゃあ、本当に堀こたつに使いたい時は当社が代理店ポジションになって商品を取り寄せればいいですね」
「そんなお願いを工務店の方にするのは申し訳ないんですが・・・」
今は工務店にもエンドユーザーにもワンプライス(同じ価格)で直販するWEBサイトが増えて来ています。
輸入建材を扱う老舗のADVANも以前は建築商社を経由した値引き販売をしていましたが
今ではワンプライス販売に変わっています。
「自分の好みの建材を、好きに選んで自由に買えるようになったのは嬉しいことだけど、
支給品で工事をしてくれる職人さんを探すのが大変なんです」
確かにそうでしょうね。
新築やリフォームで工事全体を工務店さんに依頼していれば支給品の取り付けもしてくれるでしょう。
でも、分離発注の上に材料も支給となると対応してくれる会社は少ないでしょうね。
当社にしてもDIYを応援して、いろんなアドバイスはしてあげられますが
分離発注の小工事のお手伝いはちょっとお受けできません。
経費倒れになってしまいますので。
「当社のお客さんの例ですが、私が忙しくて動けなかった時にシルバー人材センターに依頼して急をしのいだ方がいます。
シルバー人材センターに依頼するのもいいかもしれませんよ」
「そうか、その発想はなかったです」
「もし、満足の行く出来だったら私にも教えてくださいね(笑)」
そんな話をしてSさんは帰られました。
床暖のこたつ、上手く出来るといいですね。
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