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2017年2月のブログ記事一覧

こんにちは!

贅沢リフォームの匠、大塚健太郎です。

東京都江東区で住宅リフォーム会社を経営しています。

 

 

自宅マンションでご近所に気兼ねなくギターが弾けたら嬉しくないですか?

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行きつけのワインバーで常連さん達と飲んでいた時の事です

「僕ねギターやるんです」

「私はピアノいけますよ」

「大塚さんの息子さん、ドラム叩くんでしょ。ここのメンバーでバンド組めますね~」

そんな音楽の話で盛り上がりました。

 

 

他にも社会人バンドを組んでジャズを演奏したり

市民オーケストラでクラッシックを演奏したり

音楽を楽しんでいる40代50代の方が私の周りにたくさんいます。

 

 

住宅リフォームをしたお客様にもギターファンがいて

納戸を改装して、趣味の部屋にしました。

 

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CD やアンプ、プレーヤーをどこに置くか完璧にイメージ出来ているので

棚の割り付けは1センチ刻みのオーダーでした。

 

そんな自ら楽器を演奏する音楽ファンは、子育てが落ち着いたアラフィフ世代に多いようです。

先週から始まったプレミアムフライデー。

真っ直ぐ家に帰って、思う存分自宅でプレイするのもいいですね。

 

 

ではマンションでどうやって夢の防音室を作るか?

 

ユニットタイプの防音室をお部屋に設置するというのが一般的ですね。

ヤマハのアビテックスなどがメジャーです。

防音の性能も申し分ない。

ただ既存のお部屋の中にユニットバスを設置するようなものなので、

それなりに部屋が狭くなりますし、ユニットの防音室の中も広くはありません。

 

かといって、フルオーダーで完璧な防音室を作るとなると予算も張ってきます。

 

 

完璧ではないけどクレームの来ない防音室

 

100点満点の防音室でなくても、ご近所から苦情が来なければいい訳ですよね。

あなたの演奏する楽器によって求められる防音性能はまちまち。

マリンバを演奏するとか、ドラムを叩くとか、グランドピアノを弾く・・・

そんな振動がガンガン床に伝わっていくようなヘビィな楽器の防音は難しいですが

アコースティックギターやエレキギターであれば防音はそんなに難しくはありません。

 

 

その違いは固体振動音と空気伝搬音です

 

ドラムの様に床に直接振動が加わる楽器では、その振動が床のコンクリートに伝わりお隣りに伝わっていきます。

これが固体振動音。

 

一方ギターは空気を震わせて音を響かせます。

これが空気伝搬音。

 

マンションのコンクリートの躯体(柱・梁・壁・床)では

空気伝搬音を軽減するのは得意ですが、固体振動音を軽減するのは苦手です。

前述のユニットタイプの防音室は空気伝搬音と固体振動音の両方を軽減するように設計されています。

 

 

では完璧ではないけどクレームの来ない防音室に話を戻します。

 

お子さんが独立して物が減ったクローゼットをギターを弾く部屋にリフォームする

と言う例を考えてみましょう。

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完璧ではないけどクレームの来ない防音室にするために、まずは条件を設定します。

 

●弾く楽器はアコースティックギター、エレキギター

●夜10時まで演奏したい

●同居人の部屋やリビングに音が漏れ聞こえるのは仕方なし、隣家や屋外への音漏れを防ぐ

(家の中の他の部屋は音を緩衝する前室の役目)

 

 

 

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次に工事の前に、あなたが防音のために貢献できることを考えます。

 

●ギターなので固体振動音対策は最小限にとどめたい ➔ 演奏中足でドンドン床をタップする演奏は控える

●アンプは壁から離す(壁に固体振動音を伝えない)

●演奏するときは隣家側の壁に背を向ける(自分自身が吸音材となる)

 

 

 

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その条件とあなたの努力に期待して、クローゼットを防音室に改装します。

 

1.隣家側の壁は太鼓現象(音を伝えてしまう)の原因なので撤去解体する

2.隣家側のコンクリートの壁は空気伝搬音を軽減してくれるのでそのまま利用する。

  音が漏れる隙間(クラック)のみ遮音コーキングで塞いでおく

3.壁の上部にはロックウールを入れ穴あきボードで仕上げる

4.天井は岩綿吸音板仕上げ

  上記の3と4は音漏れを防ぐための吸音だけでなく、演奏の音が心地よく聞こえるための吸音でもある。

5.床には防振マット+桐のフローリングを敷く。

  床下のコンクリートに振動を伝えない為の最小限の手当て。

6.ベランダ側の窓にはインプラス(断熱内窓)を設置して防音する

 

 

こんな施工をすれば、完璧ではないけれどクレームの来ない防音室が作れます。

 

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ここではさらにもう一工夫しています。

腰壁にはしっくいを塗って消臭と調湿効果を高めました。

楽器の保管に優しい部屋になっています。

 

また、少しでも吸音材を増やすために、ベッドも置きました。

ベッドに腰掛けながら好きなギターを弾き

ベッドに横になりながら好きなCDを聴く

そんな最高のお部屋になっています。

 

しかもコンクリートの壁に直接塗った漆喰はひんやりしているので、

夏は壁に寄り添っていると気持ちがいいはずです。

 

 

実際に演奏してもらいました

 

想定のとおり、隣の寝室や廊下に音は漏れてきました。

以外だったのは離れたリビングの方が反響した耳触りの悪い音が聞こえてきた事です。

廊下で思った以上に反響したのでしょう。

これは、廊下の向かいのクローゼットを開ける事で解消できます。

(洋服に吸音させます。演奏する時はクローゼットを開けるというルールが出来ました)

 

そして気になるベランダと共用廊下ですが

完璧です!

耳を澄ませばかろうじて聞こえてくる程度で、周囲の暗騒音の方が気になるくらいです。

 

 

いかがでしょうか?

100%の防音性能を達成しなくても

演奏者の配慮、家族の理解、そして最小限だけど適切な防音防振を施せばクレームの来ない防音室が作れます。

 

 

 

自宅マンションでギターを弾きたいと野望を抱いている方はエーゼン大塚建設がその夢をかなえられます。

お近くの方は永代ショールームまでお越しください。

電話・FAX・メールでのお問い合わせはこちらからどうぞ

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