こんにちは!大塚昌子です。
今年もあと僅かとなりました。
新型コロナウィルスで前半はどうなっちゃうんだろう?
と思っていた2020年。
ブログがなかなか更新できず、
途中、ホームページは《NOT FOUND》になったりして
思い返すと、新型コロナウィルスとは関係ないところで
一部のお客様を不安にさせてしまいました。
その節は、大変申し訳ありませんでした!
そんな訳で、2020年に施工したのに
ここで、ご紹介出来なかった現場をご紹介いたします。
今年の2月にお引き渡しをさせて頂いた
お客様とのリフォーム工事です。
2019年の5月頃にお問い合わせを頂いたのが始まり。
(後で伺ったのですが、実際にリフォームを考え始めたのは更に1年前とのことでした。)
それは、とても詳細に描き込まれたプランの図面と一緒に送られてきた
お問い合わせのメールからでした。
所有していらっしゃる築15年のマンションを、
ご自分達が長く住まうためのフルスケルトンリフォーム。
そのために、絶対に必要な希望事項が、
プラン図とメールにはびっしりと書かれてありました。
『夢のマイホーム』、いったいどこまでが実現可能なのだろうか?
本当に、こんな事を実現してくれる工務店があるんだろうか?
目を通しながら、探している様子が覗えました。
ご主人は、音マニア、音響マニアな方で、
所有されている機器やスピーカー、新たに取り付けたいと考えている音響機器の
設置場所も詳細に記されてありました。
奥様は、色マニア、ピッタリ収まる収納空間が好きな方で、
置きたい家具や好みのファブリックと床や壁の色の調和をとても大事にされていて
「こういう物を使いたいんです!」としっかりとした目標が記されてありました。
実は施主様、私達私達にたどり着くまでの1~2年前から、
気に入った床の材料を探してショールームを巡ったり、サンプルを取寄せてみたり
こつこつと着々と準備をされてきたそうです。
なるほど~、それがこのプラン図に落とし込まれていたのですね。
最初は、代表も私もお二人の熱意に圧倒されていましたが
個性的であり、今までになかったパターンの
既存マンションフルスケルトンリフォームに
心のどこかで、ワクワクするのを感じておりました。
とても精密な音響機器を置くための床
周囲への防音対策
折れ上げ天井
カビ対策と通気を考える
冬の寒さ対策
きっちり収まる造作収納
使いたい内装材料をいかにバランス良く施工するか
契約後も幾度となく打ち合わせを重ねて、現場は進んでいきました。
そして出来上がった空間は、落ち着いたどこか懐かしい印象のある、
優しいトーンの住空間に生まれ変わりました。
選び抜いた素材が主張し過ぎず、
施主様が選び抜いた家具や照明器具とも良く溶け合って
完成形を一緒に見ることが出来て、とても嬉しく思いました。
特に、施主様が目指す折れ上げ天井作りは、
代表と大工の親方の妥協を許さない現場仕事の賜物!
施主様と一緒に、塗装の色の調色や珪藻土の色の調色も、
入念に打ち合わせを重ねたこだわりの色に仕上がりました。
「想像していた以上です!」
完成後にそう言って頂けて良かった!
私達の方こそ、探して見つけて下さってありがとうございました。