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木造 耐震壁の最近のブログ記事

こんにちは!
「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。

 

数年前からの雨漏りがあるお宅で、
「もうそろそろちゃんと直そう」という事で
補修工事が始まりました。

ご主人は屋根の吹き替えまでお考えです。


そこでまずは、内部の柱梁がどのくらいダメージを受けているかを簡単に調査しました。

壁を一部剥がしてみると・・・

 

CIMG4579.jpg

 

なんと柱梁の仕口(接合部分)が腐食していてボロボロです。



「屋根の吹き替えの前に、この部分をやり替えて補強しないとね」

 

この時点では、内部からの柱の補強を考えていました。

天井と床の一部を撤去すれば、内部から柱梁の入れ替えと補強が出来ます。

 

ご主人にそう説明して、いざ壁を剥がしていくと腐食は2階だけではありませんでした。

足元の胴差(梁)まで腐食が進み、

結局1階から2階に繋がる通し柱が原型をとどめていません。

 

「この状態で東日本大震災を耐え抜いたんだぁ」
そう思うとゾッとします。

 

こうなったら、外部からしっかり補強せざるを得ません。
ご主人に補強のプランを説明し、早速取り掛かりました。


1階は在来の浴室で外周部にはブロックが積んである構造ですから

ここに柱を建てても耐震補強にはなりません。

そこで外周に新しくL字型に基礎と耐震壁をこしらえて
既存の柱梁と繋ぐ事にしました。
アウトセットの耐震補強です。

 

まずは、もともとの位置に柱を建て、古い梁に新しい梁を抱かせて

仮の骨組みをこしらえます。

 

IMG_4498.jpgのサムネイル画像

 

このあと、外側に新しく基礎を作り、柱梁を建てました。


IMG_4503.jpg

 

最終的に仕口部分は耐震研さん(既存建物耐震補強研究会)のML金物で固めていきます。

見た目にも丈夫そうというのは、一番安心出来る事だと思います。
ご主人も
「これなら安心だ」とほっとされていらっしゃいます。

角の通し柱が腐食しているという大変な劣化が見つかったわけですが
木の家(木造)だからこそ、難なく補強出来た例です。
 

耐震研の保坂貴司代表は講演会でいつもこう言われます。

「木造の建物は、劣化した構造体(柱・梁・土台)をいつでも取り換えて補強することが出来ます。
S造やRC造では真似できないことです」

 

木の家は鉄骨や鉄筋コンクリートよりもタフネス!

今回はまさに保坂代表がおっしゃるような現場でした。

 

住宅の耐震補強・構造補強をお考えの方は
当社永代ショールームにお越しいただくか
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