こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
住宅リフォームを夢見る時に、自分の趣味を存分に楽しみたいという欲求がありますよね。
壁一面を本棚にしたいとか
CD、DVDとギターに囲まれたオーディオルームが欲しい
とか希望は様々
玄関に熱帯魚の水槽を置きたい
こちらのお宅ではご主人が大の熱帯魚好き。
リフォームの計画当初から熱帯魚の水槽を玄関に置きたいと仰っていました。
ただ、計画が具体的になるにつれその置き場所が変わっていきます。
下足入れにビルトインさせる予定が3階の廊下に変わり、バルコニーに移動し、やっぱり玄関かなぁ・・・
そうこうするうちに、キッチンのレイアウトや子供部屋の間取りなど
沢山の決め事に時間を割かれるうちに水槽の設置はなんとなくあいまいになってしまいました。
施工がどんどん進む中、「もう水槽設置はないかなぁ」
と私は思い込んでいました。
ところが工事も完成に近づき玄関の施工を始めると
玄関に水槽おけるんじゃないかなぁ
図面で想像していたよりも廊下が広く感じたらしく、突如水槽設置が再浮上しました。
でもさすがに廊下にドーンと置くのは奥様も引き気味。
そうですよね、邪魔になるだけです。
「大塚さん、どこか置く場所を考えてください」
はい、はい、そう言われると考えたくなります(^^)
階段下の収納はどうでしょう?
階段下は収納にしようと最初から決めていました。
そこになんとか水槽を入れられませんか?
あっ、駄目だ。工事の途中で階段のササラ板を支える大事な柱が増設されていました。
リフォーム工事ではこうした設計変更やアレンジがつきものです。
それでも諦めきれないご主人は
「低い位置でもいいからギリギリに設置しよう!」そう決断されました。
翌日大工の親方に指示しました。
親方も同意してくれたのですが、釈然としなかったんでしょうね
日中、ご主人に「こんな使い辛い場所にこしらえるんですか?」と進言しました。
私は夜になってご主人からその話を聞きました。
「もう、水槽の設置は諦めましょう」
心の中ではそういうつもりでいました。
でも、すでに水槽のセットは購入済です。
「これが水槽本体。水を入れると70キロにもなるんで簡単には動かせないんだ。
むしろ水圧でガラスが割れる危険があるからキャスター付けて動かすとかは出来ないんだ。
ほかにヒーターとエアレーション(ブクブク)とフィルターと照明とで4つコンセントが必要で・・・」
そう説明するご主人と切なそうにたたずむ奥さまを見ていると
諦めましょうとは言えません。
この壁に埋め込みますか?
「えっ?今からそんな事が出来るんですか?」
それはクロス屋さんが入る直前、ギリギリのタイミングでした。
うかうかしている余裕はありません。
水槽のメンテナンスにはどんなスペースガ必要なのか?
奥行きはどのくらいあれば十分か?
ご主人に事細かく聞いて早速作業に取り掛かりました。
壁に穴を開けて集成材で造作した『箱』を埋め込むのです。
後で電気屋さんに接続してもらえるようにコンセントも取り付けています。
裏側はこんな感じ
自転車を置く予定の車庫側に箱が飛び出してしまうので
自転車のハンドルが当たらない高さに取り付けました。
クロス屋さんの作業にも間に合いました。
そして完成~!
まだ電気配線が終わっていないので足元のコンセントにケーブルをつないでいますが
やがて配線もすっきり隠れます。
玄関先に熱帯魚の水槽があるとすごく和むんですよね~
ご主人と奥様とで階段に腰掛ながらネオンテトラを見ているといつまでも会話が弾みます。
「土間にスツールを置きましょうよ。
ここでお客さんと楽しくおしゃべり出来ますよね~」
それくらい居心地のいい玄関になりました。
ご主人のこだわりの勝利ですね。
ご自分の趣味を実現する夢のようなリフォームをお考えの方は
エーゼン大塚建設でご相談いただけます。
お近くの方は永代ショールームまでお越しください。