こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
ただのリノベーションだと思っていたら
ワンルーム賃貸ふた部屋のリノベーションで
壁を壊して1DKにリフォームするという現場。
現地を調査して図面もしっかりチェックして
気がかりなのは、構造上ユニットバスはバリアフリーに出来ない事だけだな~
最初はそんな風に思っていたのです・・・
ところが解体してみると
部屋の真ん中にガス配管が出現!
しかも下の階から立ち上がって、上の階へ突き抜けています。
これでは計画していたユニットバスが納まりません。
困りました~
上手くルート変更しないと発注済みのユニットバスが使えなくなります。
それどころか、まったくプランが変わってきてしまいます。
図面にも書いていないルートだし
僕が新築で作るならこんなところには絶対配管しない場所です。
まあ、愚痴をこぼしても現場は進みませんので次なる対策を練ることに・・・
さっそく関係者に相談
こちらはいつも協力してもらっている、LIXILのユニットバス担当のKさん。
搬入計画を一緒に考えたり、オプション品の確認をしたりするだけでなく
設備配管の立上り位置を現地にマーキングして行ってくれます。
とても頼りになる担当さんです。
だから、うちの現場では担当のKさんと施工のSさんをいつも指名しています。
この厄介なガス配管の存在に気が付いたのは8月9日。
翌10日月曜日にKさんが現地確認で打ち合わせをする予定だったので
合わせて東京ガスの設計の人にも来てもらいました。
東京ガスって凄いんです。
あらゆる家の屋内配管の図面を保管していて
どんなリフォームにも対応できるように管理しているんです。
彼が持ってきた配管図面によれば、下階の天井裏で配管の遣り替えが出来そうです。
さっそく天井を一部壊して中を覗くと
図面通りに配管がありました。
これならユニットバスの邪魔にならない様にルート変更できそうです。
さて残る問題はガス工事の職人を手配できるか?という事
盆休み明けの20日にユニットバスの据え付けが決まっていたので
もしそれまでにガス配管工事が出来なければユニットバスは延期となります。
当然、契約した期日にお引渡しするのは難しくなります。
お盆休み前の忙しい時期に、施工の割り込みはできないよなぁ・・・
とあきらめていたら、東京ガスさんやってくれました!
会社と連絡を取りながら14日に施工出来るように職人さんを確保してくれたんです。
いや~、東京ガスさんありがとう~!
本当に感謝します。
ついでに給排水配管の遣り替えも実施
天井をめくったおかげで、下階から排水管のやり替えも出来ました。
このおかげでバリアフリーが実現しました。
当初の予定だとトイレだけ床を上げるか
或いは洗面脱衣室の床も上げるか?
という段差のあるプランだったので
まさに災い転じて福となる、状況でした。
無事に設置出来たユニットバス
ガス屋さんの采配と設備やさんの活躍のおかげで、予定通りユニットバスが設置できました。
この写真を見ると、順調に進んでいる工事風景にしか見えませんが
裏ではそんなドラマがあったんです。
住宅リフォームでは、そんなトラブルがつきものです。
何があっても慌てずに、ベストな方法を考え実践する。
そうした愚直な行動がリフォーム工事を支えているんですね。
賃貸ルームのリノベーションをお考えの大家さんは
エーゼン大塚建設でご相談いただけます。
お近くの方は永代ショールームまでお越しください。