こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
年が明けて2016年になって感じることがあります。
あっちこっちで足場が掛かっているな~
まるで、消費税が8%に上がる前の駆け込み工事で賑わった
2014年を思い出します。
特に今回はオリンピックの影響で
ひとで不足とか資材の高騰を心配してか
前回の税率アップと時よりも早いタイミングで
工事の前倒し発注があるような気がします。
まあ、いずれ必要になるメンテナンスですから
ちょっと早くお手入れをしても構いませんが
折角足場を掛けて外壁の塗り替えをするのなら
是非チェックしておきたい項目があります。
手の届かない場所で破損!
これは屋上の雨を排水する樋です ↑
ぱっくり割れていますね。
S造(鉄骨造)やRC造(コンクリート造)のビルで時々見かけます。
一見異常がないように見えても
近づいてよく見ると、ヒビが入っているケースもあります。
雨が降っておる時は
ここから排水があふれても気になりませんが
屋上の植木に水を上げたり、夏にプールを出して子供たちが遊んだりすると
ご近所からクレームが来ます。
「うちの車が汚れる!お宅の樋が壊れてるんじゃないか?」
こんな事言われるのはイヤですよね。
そうならない為にも
外壁のメンテナンスをする際は
雨樋の補修もしておく事をお勧めします。
でも、ただ割れた部品(エルボ)を交換すればいいという訳ではありません。
またヒビが入ってしまいます。
これは、地震で揺れたり、経年劣化で指示バンドが緩んだりして
樋自身の重さがこの部分(エルボ)に集中しているからです。
つまり、地上から屋上までの配管がエルボにぶら下がっている状態です。
そりゃ割れますよね。
そこで伸縮継手を仕込む!
写真右手にあるのが伸縮継手。
その名の通り延び縮みする継手です。
こちらのエルボは健全でしたので再利用しています。
これを縦樋の途中に仕込んでおけば
将来支持金物が緩んで配管の重さがかかっても大丈夫。
このジョイントが吸収してくれます。
特にスペシャルな材料ではなく、普通の配管材料なので
設備屋さんに頼めば簡単に取り付けしてもらえます。
外壁メンテのついでに頼めば、大した追加費用にもなりません。
1ヶ所7,500円ほどです
もし、何の手当てもせず足場を撤去してしまい
翌年、エルボにヒビが入ったら目も当てられません。
また足場を掛けなくてはなりません。
余計な支出です。
それに、そのヒビが外側に発生したのなら
排水が隣の家に降り注ぐだけ(これも十分迷惑)ですが
ドレインに近い根本でヒビが入ったら
家の中に雨漏れしてしまいます。
という訳で
足場を掛けて、外壁の塗装をするのなら
一緒に雨樋のメンテナンスもしておきましょう!
↑ 日経ホームビルダーさんで雨仕舞対策のインタビューを掲載していただきました
住宅の外壁塗り替え・メンテナンスをお考えの方は
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お近くの方は永代ショールームまでお越しください。