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耐震の最近のブログ記事

内閣府が発表した南海トラフ地震の想定被害総額が220兆円。
東京でも断水など6000億円の被害が見込まれます。

そうしたニュースを聞くと
「うちは大丈夫かしら・・・?」
と心配になります。

でも、具体的に対策を打たれたお宅は少ないのでは?
なかなか行動できないのが現状だと思います。

「仕事が忙しい」
「地震対策の費用がまかなえない」
「家をしっかりさせても、津波がきたらなぁ・・・」

出来ない理由は様々。
ならば、簡単に出来るところから始めませんか?
 

これから、「素人が出来る耐震診断」というカテゴリーで
ご自分で出来る地震対策をご紹介していく予定です。

 

第1回目は『排水升を覗いてみよう』

IMG_3248.JPG

道路に面したところに排水桝があります。
これが公設桝、一軒にひとつづつ設置されています。

これのすぐ手前で敷地の中にあるものを最終桝と呼びます。
他にも台所、お風呂、トイレから最終桝に至るまでにいくつか桝があり、
コンクリートや樹脂製で30センチくらいの丸い蓋の物がそうです。

これをあけて中を覗いてみてください。

●トイレや台所の水を流してスムーズに流れているかチェック。
  この流れが悪い場合、敷地が沈下していて排水勾配が悪化している疑いがあります。

●桝にひびが入っていたり、配管のつなぎ目に隙間が無いかチェック。
  排水が地面に漏れると、周辺の土が流出し不動沈下を引き起こす恐れがあります。

排水桝を見ることで、地盤を確認できるわけです。

さあ、すぐに排水桝を覗いてみましょう。
 

 

 

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こんにちは代表の大塚です。

31日夜のフィリピン海沖地震、怖かったですね。

「50センチの津波の恐れあり」と報道されると、
場所によっては1m2mになるのでは?と心配してしまいます。
 
私の住む江東区では4つの水門が津波を遮断しますので、
あの晩も職員が駆けつけ、いざというときの対応をしていたのでしょうね。
 
偶然にも地震の6時間前に
私と奥さん二人で「木造住宅教室」に参加していました。



海洋物理学の島村教授と
耐震補強の専門家保坂先生の講義で
 
「既存の木造住宅を地震から守る ~迫り来る首都直下型地震に備えて~」
 
というプロから一般の方まで参加するセミナーです。
 

 
今回、主催の既存建物耐震補強研究会さんから司会を仰せつかりました。
 
そのお陰で奥さんが座った場所は
島村教授・保坂先生お二人の真後ろという特等席!
しっかり勉強させていただきました。
 
 
3時間の講義の後
参加者からの質疑は多岐に渡っていました。
 
「活断層はどう理解すればいいのか?」
 
「建築基準法では水平力の構造計算だけだが、縦揺れは考慮しなくていいのか?」
 
「地震の予知は可能か?」
 
「新築の際はどの工法を取れば安全な家になるのか?」
 
いかに、地震と耐震への関心が高いかを再認識しました。
 
 
保坂先生は日頃から
「地震の時は、家の中にいてください。
耐震補強や構造補強でそうした安全な家になります」
と口にされています。
 
わたしども耐震研会員も、安全な家を提供できるように
日々地震への理解を深め、新しい技術を学んでいます。
 
そういえば、講義の終わった夜TVの地震報道を見ながら奥さんが呟いたこと
 
「あぁ~、今回の地震は例の海溝型地震ね」
ですって。ちゃんと勉強していたようです・・・
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