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今の学生に期待されること、建築界で必要とされる人材

こんにちは代表の大塚です。この週末に母校の日本大学生産工学部に行って来ました。

創設60週年で建築工学部のホームカミングデイへの招待です。
そんな機会でもなければ、母校に足を運ぶ事がありませんものね。

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当時はグランドもあってゆったりしていたキャンパスも、新校舎や実験棟が建ち、どこを見ても目一杯な印象です。

 

 

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オフィスビルのような新校舎がある横で、図書館や食堂、実験棟が

24年前の姿で残っているのがとてもノスタルジック。

 

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師橋先生の案内で、11号館に入らせていただきました。


実験棟の天井にはホイストクレーンが今もあり、アムスラー型500トン圧縮試験機も健在

そして傍らには実験後のコンクリートの梁が積まれていました。

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「昔と変わらないなぁ」
 

鉄筋の本数や継手の位置を少しづつ変えたコンクリートの梁をこしらえ

それを地震エネルギーを想定した繰り返し荷重を掛ける

(荷重を掛けては梁をひっくり返してまた荷重を掛ける=上下から交互に荷重を掛ける)

そんな研究を僕らはしていました。


でも、よく見ると破断した部分が当時とは違います。

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糸のような物がわかりますか?

これは鉄筋を使わずに繊維(ファイバー)で補強されたコンクリートFRCだそうです。
時代に合わせて研究のテーマも変わります。

将来は鉄筋を使わないコンクリート構造が認可されるようになるかも知れませんね。

 

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コンクリートだけではありません、木の梁も変わっていて

僕らの時は、無垢の材料で破壊試験していましたが

ここにあるのは集成材の梁でした。

 

建築工学科のコースも3つとなり、新たに『居住空間デザインコース』が出来ました。

これは女子学生を対象とした少人数制コースです。

僕らのゼミ室横の暗室は女子更衣室となっていました。

(女の子も実験の時はツナギに着替えますから)

 

 

オフィスビルのような新館39号棟での記念講演は

元大成建設の設計部長、橋下さんと

元三井住友建設副支店長の金田さんの生産工学部1期生おふたりによる対談でした。

 

産学分離の時代に、産学が一体となった『生産工学』という理念でわが校は創立されました。

今では当たり前のように使うネットワーク工程表も、航空機製造という他分野からいち早く建築業界に持ち込んだのが生産工学部であり

就職先では先輩社員よりもネットワーク工程表に詳しかった、という話は特に印象的でした。

 

そうしたお二人が語る「建築界で必要とされる人物」とは

即戦力であること。

 

これは、「経験豊富という意味ではなく、自分で考え判断できる人材」だそうです。

 

そして、その為にも学生一人ひとりに期待することはこれ!

「もっと建築を好きになってほしい!」

 

今も昔も、好きこそ物の上手なれ・・・ですね。

 

 

 

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