こんにちは大塚です。
リフォーム業者を悩ます水のトラブル。
そのトラブルは『漏水』と『排水不良(詰まり)』に分けられます。
水は毎日使うものなので、トラブルが発生した場合はすぐにでも直したい気持ちはわかりますが
急いては高い買い物をすることに・・・
適切に応急処置をすれば余計な工事と費用を掛けずに修理することが出来ます。
「賢い水のトラブル対処法」としては
状況把握→応急処置→原因調査→修理方法検討・見積もり→修理
の手順が理想です。
でも、実際に困っていて悠長なこと言ってられない!
そんな時はどうするか?
ちょうどいい事例がありますのでご紹介します。
「トイレが詰まっていて・・・直してくれる業者さんを知りませんか?」
千葉のお客様から電話が入りました。
でも、日曜ですぐに動いてくれる設備業者はいません。
そこで、電話口で症状を聞いてみることに 【現状把握】
「トイレの状態を教えてください」
「とにかく流れが悪いんです」
「水があふれてきそうな感じですか?」
「えぇ、すっぽん(ラバーカップ)を使ってなんとか流れる状態です」
トイレから先の配管が詰まっている可能性があるなぁ・・・
「2階にもトイレがありますか?」
「あります、2階のトイレも調子が悪いんです」
ん?ちょっと様子が変わってきたぞ、通気が無いのかな?
「その上、洗面所の水を流すとトイレの方でポコポコ音がするんです」
やはりトイレから先の配管が詰まっているようです。
「床下の配管が沈んでいるのでなければ、高圧洗浄だけで治る可能性があります。
4、5万掛かりますけど、通常のメンテナンスとしてもやっておく価値はあります」
「そのくらいならお願いしたいです、
でも主人が〇〇シアンに電話をしていて返事をしなくちゃいけないんです」
「今日は私どもは伺えません、〇〇シアンにそのまま来てもらってください。
もしかしたら、同じような高圧洗浄で直してくれるかもしれません」 【応急処置】
「仮に、床壁を壊さないと調査できないという事を言われたら、こう言ってください。
『壊さずに調査する方法はありませんか?』
それで、修理に来た職人の技量が測れます。
壊さないと無理だ、という事であれば、『応急処置だけで結構です』
と引き上げてもらいましょう」
「壊さずに調査できるのであれば、そのまま調査してもらい、修理の方法と見積もりを聞きましょう。
丁度明日はそちら方面の現場に行きますから、〇〇シアンで解決しないようなら現地調査に伺えます・・・」
そんな電話のやり取りでした。
適切な応急処置はすぐやる必要がありますが、その後の調査、修理はしっかり手順を踏んだ方がいいですね。
きちんと修理できる上にコストも安く済みます。