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後悔しないリフォーム、『押入れをトイレに』を上手にやる その1

「2階のトイレを移設してほしい」


そう連絡を受けて伺った先は、排水管のトラブルを抱えていました。
排水管がお隣の敷地を通っていて、これを、反対側の排水管に切り替えたい!

 

そういうご相談でした。

 

他にも、家族の動線がご主人の寝室を通り抜ける状態でしたので
この際、寝室も移動します。

 

そこで、採用したのが、『押入れをトイレにリフォーム』

 

CIMG3824.JPGのサムネイル画像


住宅介護では王道のプランですが、
給排水・電気の設備がない押入れにトイレを作るのはなかなか大変

計画の段階では、
1階の作業所天井裏から廊下を通し、キッチン裏の縦配管に結ぼうと考えました。
8寸以上の梁もあるだろうから、
「途中で配管は露出してきます」とみなが覚悟していました。



それから1か月、着工直前で山のようにあった作業所倉庫の梱包が片付くと
今まで見えなかった配管ルートを発見。

倉庫の天井に排水配管を流せるようになりました。

 

作業所や廊下への配管がなくなったので
余計な解体・復旧が無くなり、お仕事へのストレスもなく
その上コストも下げられます。



CIMG3829.JPG

 

気を良くしたご主人が追加の希望を話してこられました。


「夜でも、ちょっと水が飲めるように手洗いが欲しいな」
「それなら、コンパクトな流しをトイレの外に付けましょう。今のうちに配管だけ分岐しておきますね」

トイレの完成後、寝室を畳から洋室にリフォームするので、床下に配管の準備だけしておけば十分対応できます。

 

さあ、これで『押入れをトイレにリフォーム』の給排水の問題は解決しました。


ですが、寝室にトイレを設置する場合、もうひとつ解決しなければならない問題があります。

次回はその問題に挑みます。
 

 


 

 

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