こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
手摺の高さや、タオル掛け、ペーパーホルダーの位置など
標準的な取り付け寸法はメーカーのカタログや建築の専門書に書いてあります。
でも、実際にお住いの人のコンディションは千差万別。
利き腕が左の人は、手摺も左側の方がしっかり掴めるだろうし
使いやすさと美観とどちらを優先するかでタオル掛けの位置は変わります。
ペーパーホルダーも左側でないと嫌だとこだわる人もいました。
そうしたこだわりの要望を工務店に聞いてもらうにはどうすればいいでしょうか?
事前の打ち合わせで決定して、プランに反映させておくと工務店は大喜びです。
でも、あなたの使いやすい場所を図面上の打ち合わせでイメージできますか?
おそらく出来ないでしょう。
日頃から図面と向き合っているプロでなければ無理です。
やっぱり現地に行って、その場で検討した方がいいに決まっています。
その為にも、工務店との打ち合わせでは
「いつまでに決めなければなりませんか?」
と聞くことをお勧めします。
上の写真は、洗面化粧台置き場の使い勝手をイメージしていただくために、ベニヤ板で化粧台の模型を作った様子です。
床に段差があるのがお分かり頂けるでしょうか?
お客様に決めていただきたかったのはこの段差をどの位置で取るか?という事でした。
ただ普通に立って顔を洗うだけなら、最初の写真のところで段差を作ってもなんとか使えます。
でも、現地でお話を聞くと奥様は
「椅子に腰かけてドレッサーを使いたい」と仰っいます。
すぐに椅子を用意して、洗面化粧台に向かって快適に使える場所を体感していただきました。
その結果、あと40センチ床を広げることで決まりました。
方針が決まれば現場は安心、あとは作り上げるだけです。
あぶなくないように角をRにするために立ち上がりはモルタルカービングを採用しました。
お部屋のイメージと、レンガ積み風のモルタルカービングが良く似合います。
階段のイメージで白く塗るか
床のイメージで黒く塗るかも
現地でお客様に決めていただきました。
プロでない以上、お客さまは
「図面ではよくわかりません、現地で決めてもいいですか?」
と工務店に甘えていいと思います。
その時には是非、「いつまでに決めればいいですか?」
の声掛けをお忘れなく。
マンション、戸建て住宅のリフォームをお考えの方は
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