こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
■新築のマンションを無垢のフローリングでリフォームしたい
そんな、相談がありました。
歩き始めた赤ちゃんをつれて来店されたご夫婦にお尋ねすると
立地に満足されて購入したマンションで3月にお引渡しだそうです。
■「マンションの密閉した感じが嫌で自然素材を使いたいんです」
昔ながらの木造の家で育った奥様が気にされていたのが
高気密なマンションの中でのビニールクロスと合板フロアの床。
確かに、戸建と比べて温かなのは嬉しいのですが
密閉されている感じに不安を感じているようです。
ただ、問題なのが
■床の段差が好きになれない
という事。
新築のマンションであれば、防音フロアが貼ってあるので
無垢フローリングはその上からボンドで貼る事が出来ます。
解体することなく、リーズナブルに無垢フローリングを手に入れられる
お勧めの工法なのですが
廊下との境目に段差が生じます。
■しかもTES床暖が直貼り
マンションのリビングで多いのが、TES床暖。
給湯器でお湯を沸かし、それをリビングに循環パイプで流す
そういう床暖設備です。
とてもいい床暖なのですが
給湯器の寿命が10年~15年というのを理解しておく必要があります。
耐用年数が過ぎた時に
同等の給湯器を入れ替えるのか?
それとも、これを機会にメンテナンスのいらない電気フィルム式床暖にリフォームするのか
考えなければなりません。
今回は新築ですので、TES床暖はそのまま使いたいところ。
でも、お客様の要望は床の段差をなくしたい!
■果たして床の段差をなくせるのか?
TES床暖を残したままではバリアフリーは実現できません。
では、TES床暖を諦めて床をスケルトンにしてしまえばいいのでしょうか?
その際に重要なのが
TES床暖の下地はコンクリート直貼りなのか?それとも床下地が組まれているのか?
という事です。
これはマンション販売の営業マンに尋ねればパンフレット以外の設計図を見せてくれます。
もし、「置床」などの床下地が組まれていれば
無垢フローリングを使ったうえでバリアフリーの住まいが実現できます。
仮に直床であれば、廊下との段差を受け入れた上で
無垢のフローリングを使う事になります。
是非マンション購入前に
「床の下地はどんな構造ですか?」
と尋ねましょう
あとで後悔しないマンション購入が出来ます。
■新築マンションに無垢フローリングを貼る関連動画
無垢フローリングを使ったマンションリフォームをしたい方は
エーゼン大塚建設でご相談いただけます。
お近くの方は永代ショールームにお越しください。