こんにちわ!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
木造住宅とは違い、マンションではいきなり無垢フローリングは貼れません。
管理規約でLL-45相当の防音効果を求められますし、
厳しいマンションではLL-40 というさらにランクの高い防音を要求されます。
ただ普通の防音マットを敷いても、その上から直接無垢フローリングは貼れず
捨て貼りベニヤが必要となります。
作業工程がふえてコストが上がるだけでなく
材料を移動しながら貼る手間も増えるので
工期も余計にかかります。
そこで当社が採用しているのが
捨て貼り材一体型の防音マット
大工さんが一度敷くだけで、翌日には無垢フローリングが貼れるという優れものです。
しかも厚さが20㎜なので、床の嵩上げもわずか。
床の段差や天井が低くなる事の心配やストレスも少なく済みます。
実際の工事をご紹介すると
まずは既存の床を撤去
こちらはコルクフローリングの下にさらに木の再製品防音マットが敷かれていました。
柔らかい素材+強力なボンドって解体時には最悪の組み合わせで
なかなか剥がすことが出来ません。
16帖のリビングダイニングを剥がすのにまる2日掛かってしまいました。
次にコンクリートの不陸調整
コンクリートって真っ平ではないんです。
出っ張っていたり窪んでいたり
出っ張りはカップを掛けて平らに削り
窪みは薄塗りモルタルで平らにします。
そうして下地が整ったところで
防音マット敷き
吸音ウレタンとパーチクルボードのベースそして鉛の遮音シートの3層からなる防音マットは
コンクリートに敷くだけで、無垢フローリングが貼れる優れもの。
ただ、防音マットを敷く場合
メーカーはそのままでいいと言いますが
無垢フローリングの反る力って半端じゃなくて下地ごと持ち上げてしまいます。
だからとエーゼン大塚建設では
必ずウレタンボンドを使ってコンクリートの床と密着させるようにしています。
あとは無垢フローリングを貼れば完了
ここで使ったのは桐のフローリング 「桐暖」
柔らかい桐材は足ざわりも良く暖かいので床暖がいりません。
柔らかいので延び縮みを気にすることなく『突きつけ』で施工が出来ます。
材料自体は少々お高いのですが
工期が短く、材料の移動の手間が少ない防音マットは
工事に使っても十分採算が取れる建材です。
防音マットの動画です
マンションリフォームで無垢フローリングを使いたいとお考えの方は
エーゼン大塚建設でご相談いただけます。
お近くの方は永代ショールームまでお越しください。