内閣府が発表した南海トラフ地震の想定被害総額が220兆円。
東京でも断水など6000億円の被害が見込まれます。
そうしたニュースを聞くと
「うちは大丈夫かしら・・・?」
と心配になります。
でも、具体的に対策を打たれたお宅は少ないのでは?
なかなか行動できないのが現状だと思います。
「仕事が忙しい」
「地震対策の費用がまかなえない」
「家をしっかりさせても、津波がきたらなぁ・・・」
出来ない理由は様々。
ならば、簡単に出来るところから始めませんか?
これから、「素人が出来る耐震診断」というカテゴリーで
ご自分で出来る地震対策をご紹介していく予定です。
第1回目は『排水升を覗いてみよう』
道路に面したところに排水桝があります。
これが公設桝、一軒にひとつづつ設置されています。
これのすぐ手前で敷地の中にあるものを最終桝と呼びます。
他にも台所、お風呂、トイレから最終桝に至るまでにいくつか桝があり、
コンクリートや樹脂製で30センチくらいの丸い蓋の物がそうです。
これをあけて中を覗いてみてください。
●トイレや台所の水を流してスムーズに流れているかチェック。
この流れが悪い場合、敷地が沈下していて排水勾配が悪化している疑いがあります。
●桝にひびが入っていたり、配管のつなぎ目に隙間が無いかチェック。
排水が地面に漏れると、周辺の土が流出し不動沈下を引き起こす恐れがあります。
排水桝を見ることで、地盤を確認できるわけです。
さあ、すぐに排水桝を覗いてみましょう。