お客様との出会い・ご依頼内容　　　　　　　　　　　　　　

 

「ホームページを見たのですが
中古マンションのリフォームで一度相談に行ってもいいですか？」
そういう電話から、こちらのお客様とご縁が出来ました。

 

初めての工務店に電話を掛けるのは、いろいろ不安も多い事でしょう、
私だって、カウンターのお寿司屋さんに入るのはドキドキします。
でも意外と、思い切りよく　「ショールームに伺いたいです！」と仰る方が多いようです。

 

お客様はすでにプラン図をお持ちでした
知り合いのデザイナーに書いてもらったそうです。

「この図面のように出来るでしょうか？」
「いくらくらいでリフォーム出来ますか？」

 

「200万あればいろいろ出来ますね、
あちこち削れば150万もあり得そうです。
ただ、どう頑張っても100万では出来ません」
 

そんなざっくりした会話が気に入られたのか
「現地を見ていただけますか？

プロから見たお勧めのプランとかあったらどんどん教えてほしいんです」

 

非常に謙虚な物腰で、そこまで言われると
引き出しを全部あけて、いろいろよくして差し上げたいなぁ・・・会った初日からそう思いました。

 

現地調査、打合せを重ねて2か月、
工事契約を結び
消費税率UP前に完成させる工事が始まりました。

 

 

 

　施工前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンを大きくして、

冷蔵庫も置けるようにしたい...

バスタブを大きくしたいけれど、
それには風呂釜が邪魔...

 

和室をつなげて広いリビングにしたい...

 

 

そんなご希望でした

 

 

 

 

 

 

 

 

　施工中　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は

コストを抑えるために解体は出来るだけ抑えるはずでした。

 

でも、実際解体をはじめると、モルタル塗りの壁が浮いて（はがれて）いたり

畳の木下地が腐食していたり
とてもそのまま進めるわけには行きません

結局、新しくしたばかりのダイニングの床を残して全て解体
ハーフスケルトンにして挑みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンション全体で扱ったという設備配管の遣り替えは

壁のあちこちに水道配管が丸見えでした。
このままではあまりにも格好悪い...

 

ハーフスケルトンにあたり
そうした配管はすべて撤去、
新しい配管を床下に転がすことにしました。
 

浴室にあった風呂釜も外し
ベランダに給湯器を新設。
その為にガス配管も延長しておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

床・壁・天井全てがモルタル塗りとなっていた浴室とトイレでは
レイアウトの変更は叶いません。

 

マンションのメイン配管がむき出しで

排水は下階の天井裏でふってあるからです。

 

無理に位置を変えると床を上げることになり

梁に頭が当たってしまうから。

 

 

「でもバリアフリーにはしたい」

 

洗い場とトイレの１０センチの段差をなくすためには

ビニールの配管でつなぐのが簡単ですが
それだとトイレよりも床が上がってしまいます。

かといって洗い場の床を掘り下げては、防水層を傷つけてしまいます。

 

そこで、採用したのがモルタルのトンネル
これなら防水層は傷めませんし

トイレと洗い場の間に排水側溝も作れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リビングではアクセントに輸入壁紙を貼ります。

 

このアルファベット模様の壁紙は塩化ビニールではなく「紙壁紙」

 

生地の方に糊を付けます。
湿気を含んで延びるので柄をきちんと合わせるのは神経を使う大変な作業
それをいとも簡単にこなしてしまう...
さすがプロの技ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

壁のクロス貼りに続いて、フローリング柄のビニル床タイルを貼っていきます。

 

下階への配慮から

床は防音性能のある置床を使っているので安心です。

　　　お客様との出会い・ご依頼内容　　　　　　　　　　　　　　

 

こちらのお客様とは、電話のお問合せからご縁が出来ました。

 

 

「中古マンションの購入を考えているんですが、マンションリフォームは頼めますか？

アトピッコハウスのホームページからエーゼン大塚建設さんを見つけたんですが・・・」

 

 

鎌倉にある自然素材の建材メーカー　アトピッコハウスさんが運営する「はなまる工務店」

そのはなまる工務店リストを見て、購入予定のマンションに近い当社に連絡をくれたそうです。

 

 

ご希望を伺うと、

水廻りの住設をすべてリニューアルするフルリフォームに加えて

「珪藻土の塗り壁を使ってみたいんです」

とのことでした。

 

「詳しいお話は、永代ショールームで伺えますがお越しいただけますか？」

 

そうして7月

ご夫婦とお子様2人でご来店いただきました。

購入予定のマンションの図面を広げながらリフォームの希望を語るお客様にとても親近感を感じました。
ちょうど子育て時代の私達を見ているようでした。

 

 

　施工前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前の持ち主様が住んでいるマンションを現地調査出来たのはリフォーム工事の契約前に１回と契約後に１回の２回だけ。

細部まで採寸できない状況で、お客様のご希望をプランにし見積するのは

かなりリスクがある大変な作業です。でも、お客様の人柄を見て信頼出来ていましたので

「施工しながらお打ち合わせをして修正できる！」

そんな確信がありました。

 

 

ただし、与えられた工事は厳しく

年末から工事を始めて１月末のお引っ越しに間に合わせるというものでした。

 

　施工中　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正月休みに入る前にユニットバスを解体。配管のルートと勾配（床の仕上がり高さ）を再確認しました。そうすることで年明けの作業がスムーズに進むように準備が出来ます。

 

当初は洗面脱衣室の床は既存のまま再利用の計画でしたが、既存の排水配管に繋ぐのではユニットバスの床を上げなければなりません。
段差をなくしたユニットバスのバリアフリーを実現するために、急遽床を壊して配管しました。

 

予定になかったコストですが、
快適に使っていただくためにはここは譲れません。

施工方法の変更は決断が早いほど、時間のロスが無く余計な経費も掛かりません。

何より職人さんたちのモティベーションを下げずに済みます。

 

床を撤去したおかげで、必要最小限のコンパクトな配管が出来ました。

その結果、従来と同じ大きさの１３１７タイプのユニットバスですが

奥に寄せて設置することが出来、洗面脱衣室が５センチ広がりました。

これには奥様も大喜び、「嬉しいですー！」を連呼されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内装仕上げは、バリエーション豊富

 

ビニールクロスを貼ったところもあれば

既存のクロスを美装するクロスメイク

珪藻土の塗り壁にエコカラット

畳は着色をしていないほんもの畳と多彩です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユニットバスを設置して以来、お客様には毎週現場に来ていただきました。

 

予算をオーバーしない範囲で、出来るだけ理想のリフォームを実現したいと言われていたからです

 

珪藻土塗り壁の「はいから小町」は出来るだけ多くの部屋に塗りたい、その範囲を最初に決めました。

 

リビング・寝室・洗面脱衣室・トイレ
これだけの部屋数に珪藻土を使えた秘密はクロスメイク。

ビニールクロスを貼り変えず、エコカラーを塗布する工法でクロスの貼り替えの半分のコストで施工出来ます。

 

エコカラットのデザイン貼りでは、2種類のエコカラットを仮置きしながら、奥様が悩みます。

 

「リビングと玄関に使った残りがありますよね、それをトイレと洗面所にボーダーにして貼ってもらえますか？」

 

 

「面白そうですね、それやってみましょう。
洗面所は真ん中から少しずらして洗濯機を置いた時にバランスが良くなるようにしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのお宅の素敵なこだわりはこれだけではありません。
内装仕上げは奥様に一任されていますが、あくまで予算の範囲内で！というのがご主人が奥様に出した条件。それを叶えるために、施主支給品を使いました。

 

少しイレギュラーですが、商品のスペックを打ち合わせした後、お客様に購入アドバイスをしました。

ズバリ、品番をお伝えしました。

「この品番であれば間違いなく取り付けられます。納期が間に合う範囲でWEBで探して納得のいく金額で購入してください」

 

そうして、現場に届いたのが　ハーマン製の「フロントオープン型食器洗い乾燥機」と
TOTO製　「グースネックのタッチ水栓」

そして、玄関のエコカラットアクセント貼りに使う「オーダーの鏡」です。