施工概要
地域 東京都品川区
工期 12日間
費用 2,190,000円
施工内容
・事務所ビル2階をダンススタジオに改装
・階下への防音工事
(鏡は別途お施主さま工事)
お客様との出会い・ご依頼内容
「本当は自宅のリフォームをお願いしたかったんですが、家内がバレエスタジオをオープンすることになりまして・・・」
とご主人から電話をいただきました。
どうやら、最初に見積を取った業者があまりに高くて困っていた奥様に、ご主人が助け舟を出してくれたようです。
「エーゼン大塚建設にちょっと相談してみるよ」
「エーゼン大塚建設にちょっと相談してみるよ」
こちらのお客様とは、
今年の春川崎で台所の床をリフォームさせていただいたお客様からの紹介でご縁が出来ました。
今年の春川崎で台所の床をリフォームさせていただいたお客様からの紹介でご縁が出来ました。
最初のご相談の時は、まだこちらの物件は契約前でした。
「立地がとても気に入っているので、予算内で改装出来るのであれば賃貸契約を結びたい」
そうした事情で、急いでまとめなければならない概算見積もりだったのですが、
すでに、間取りや床に使う舞台用の特殊なシートが決まっていた事で
精度の高い概算見積もりを提出出来ました。
精度の高い概算見積もりを提出出来ました。
「この位の費用で出来るなら、この物件に決めます」
そうして改装工事も契約していただいたのですが
解決しなければならない大きな問題がありました・・・
施工前
ふた駅からアクセスできる立地は、バレエスタジオには魅力的な立地。
現在、事務所仕様の所をスタジオに変えることはビルオーナーも承知してくれています。
問題は防音でした。
上階は住居、階下は飲食とエステサロンです。
・バレエスタジオはどのくらい音が出るのか?
・このビルはどのくらい音を遮蔽する能力があるのか?
・そしてどういう内装にすれば近所からクレームのないスタジオに出来るのか?
その問題を解決するために専門家に調査してもらいました。
問題は防音でした。
上階は住居、階下は飲食とエステサロンです。
・バレエスタジオはどのくらい音が出るのか?
・このビルはどのくらい音を遮蔽する能力があるのか?
・そしてどういう内装にすれば近所からクレームのないスタジオに出来るのか?
その問題を解決するために専門家に調査してもらいました。
現地調査と構造図面の両方から検討すると
「1号線に面しているこのビルでは、もともとの暗騒音が大きいので、
「1号線に面しているこのビルでは、もともとの暗騒音が大きいので、
レッスンの音楽は大した影響はないでしょう。
むしろダンスの振動対策が必要です」
そういう指摘を受けました。
むしろダンスの振動対策が必要です」
そういう指摘を受けました。
確かにこのビルの図面を見るとRC造ですが小梁が無い作りになっています。
試しに上の階で飛び跳ねると
「ズーン、ズーン」と天井裏で鈍い音が響きます。
「うーん、これは厄介だ・・・」
試しに上の階で飛び跳ねると
「ズーン、ズーン」と天井裏で鈍い音が響きます。
「うーん、これは厄介だ・・・」
施工中
騒音・振動対策以外にもうひとつお施主様が気にしていたことがあります。
天井高さの確保です。
既存の天井を取り払って確認していただくと
「この位高さがあると踊っていてストレスがないわ」
ただ、コンクリートの梁だけはどうにもならないので
「床の嵩上げは出来るだけ低くしてほしいわ。出来たら10センチ以内で・・・」
「この位高さがあると踊っていてストレスがないわ」
ただ、コンクリートの梁だけはどうにもならないので
「床の嵩上げは出来るだけ低くしてほしいわ。出来たら10センチ以内で・・・」
ところが防音の専門家が出してきた案は、鉄骨の梁を置いて完全に浮かした床を作るというもので、30センチも床が上がってしまいます。それ以外では責任ある防音・防振が出来ないそうです。
確かに、普通の防音2重床では45センチおきにある支柱が、スラブ(コンクリートの床)に点で振動を伝えてしまいます。
そこで鉄骨梁の代わりにC型鋼を流すことにしました。
点で支える置床の支柱を、線で支えてスラブに伝わる振動を分散させる狙いです。
点で支える置床の支柱を、線で支えてスラブに伝わる振動を分散させる狙いです。
実際にどのくらい効果が出るのか検証の方法がありませんから
職人たちは祈るような気持ちで工事を進めます。
職人たちは祈るような気持ちで工事を進めます。