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江東区 メゾネットマンションのスケルトンリフォーム施工事例

マンションリノベーション

 施工概要 

地域   東京都江東区

工期   46日間

費用   9,700,000円  

施工内容  

・メゾネットタイプのマンションをスケルトンリフォーム
・下階のひと部屋を独立したワンルームにして2世帯対応

 

 

 

   お客様との出会い・ご依頼内容              
 
 
購入して4年間住んでいなかったマンションを、
今度自分達が住むためにリフォームをしたいんです
 
「当時内装解体までは済ませていて、空っぽです。
水廻りの位置も変えたいので、
一度見に来ていただけますか?
 
こちらのお客様とは、この1本の電話からご縁が出来ました。
 
 
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「最初の電話で随分情報開示してくれる人だなぁ」
 
そう思いながら現地に向かうと
マンションの玄関周りをお掃除しているご夫婦がいます。
 
「あらー!」
当社のコーディネーターのマサコさんの甲高い声
 
そこにいらしたお客様は以前の職場の人でした。
 
 
「大塚さんが退社される時において行った(エーゼン大塚建設の)チラシを見て、いつかお願いしようと思っていたんです」
 
ドラマのような嬉しい再会でした。
 
 
 
 施工前                                 

 

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物件の中に入るとほとんどスケルトン状態。
でも4年前には解体せず、残しておいた在来の浴室スペースが
ご主人の不満のようです。
 
「無理かもしれませんが、
浴室を階段奥の部屋に持って行って
ここをキッチンにすることは可能でしょうか?」
 
今まで相当悩んでいたようで
階段奥の部屋の床には、チョークで書き込みがありました。
 
ユニットバス・トイレ・洗濯機・・・
 
なるほど、お悩みの理由がわかりました
ここには排水配管が来ていません。
確かに、素人目にはユニットバスが置けるのか心配でしょう。
 
でも、良く観察すると階段横にコンクリートで囲われたパイプシャフトがあります
「この中がどうなっているかは穴を開けてみないとわかりませんが、
おそらくこのシャフトに排水をつなげると思いますよ・・・」
 
 
 
 施工中                                 
 
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最初は残っていた浴室部分の解体です。
厚さ15センチの手すりと
30センチの床を躯体(構造体)を傷めないように壊します。
 
解体を終えてから
改めて設備の配管ルートを検討、
無駄な配管スペースがなくなるように
ベストな場所を探して穴を開けていきます(右上)
 
 
 
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全く排水配管がなかった階段奥の部屋にも
パイプシャフトから分岐した配管が設置できました。
 
 
出来るだけ床を上げないように設備の職人が腕を振るいます。
配管同士が交差すると余計に段差が発生するので
配管ルートは大工の親方の意見も聞きながら慎重に決めます。
 
 
実はこの時点で住設機器は発注していません。
 
 
床の段差を抑えるために、配管の出来上がりを見てから住設機器を選ぶためです。
 
ここでは
 
●便器は床上排水タイプ
 
●手洗いは収納部分の底を上げる
 
このように配管を上手く配置する事が、スケルトンリフォームやリノベーションで一番要になります。
 
 
 
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RC造で気になるのが断熱
 
最上部の天井には断熱材が打ち込んでありますが、リビングの壁はコンクリートのまま。
その対策としてここに断熱ボードを貼ることにしました。
 
発砲ウレタン吹付やグラスウール充填など
断熱工法は色々ありますが
断熱ボード貼りなら、お部屋が狭くならないという点が魅力です。
 
 
 
 
12.JPG電気フィルム式床暖
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次にリビングとキッチンに床暖房を設置します。
 
まずは下地を平らにするために、
セルフレベルを流します。
 
その後、床用断熱ボードのゼットロンを敷き
最後にフィルム式床暖房「プリマヴェーラ」を並べていきます。
 
わざわざ専門工を呼ぶ必要がなく、現場にいる大工さんと電気屋さんで施工が出来る床暖房。
そのお陰で工期が短く施工コストも安くなるのが魅力です。
 
 
 
 
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 コンクリートの壁に覆われた洗面脱衣室とトイレは湿気や匂いが心配。
そこで珪藻土塗り壁の「はいから小町」を塗りました。
 
脱衣室にこもりがちな湿気を調湿して
トイレの嫌な臭いも消臭してくれます。
 
 
コンクリートの階段には足ざわりの良いゴム集成材を貼り付け。
自然素材系の塗料「オスモ」で塗装しています。
 
 
 
 施工後                                 
 
 
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トイレ壁珪藻土:アトピッコハウス『はいから小町』
 
洗面コーナー輸入壁紙:テシード 『JEANNE 46130』
 
階段踏み板:ゴム集成材+オスモ塗装
 
ユニットバス:LIXIL 『リノビオ』
 
キッチン:LIXIL 『レノ』
 
便器:TOTO 『GG』
 
洗面化粧台:サンワカンパニー 『トロピカ+ガレオン』
 
床暖房:アルシステム 『プリマヴェーラ』
 
玄関収納:IKEA 『PAX』 
 
 
 担当より                            
 
お客様がマサコさんの知り合いという事もあり、契約前の打ち合わせの時からフランクな感じで話が進みました。
 
永代ショールームにお越しいただくときは、お仕事帰りにご夫婦待ち合わせてからいらっしゃいます。とても仲のいい素敵な雰囲気のおふたりで、打合せが盛り上がると11時になってしまう事もありました。
 
その途中あまりにお腹が減ってしまい、お隣のリゾットレストランからメニューにないサンドイッチをデリバリーしていただいた事もあり、いい思い出になっています。
 
 
 
リフォームに当たってご夫婦の希望は
「クールでカッコいい部屋」
カラーコーディネートも基本はブラック&ホワイトでコンクリートの質感も出来るだけそのまま活かしたいというものでした。
 
 
簡単そうに思えたカラーコーデですが、
モルタルのグレーを活かしながらの白と黒って意外と奥が深く
現地で何度も色を作り、試し塗りを行いました。
 
一度は綺麗に塗った壁ですが
床材を仮敷きして眺めてみると
コンクリートの質感が強すぎるようで

「ちょっとコンクリートのプツプツ(気泡)が気になります、
すみませんが、穴を埋めてもらえますか?」
 
とお願いされてしまい、塗装の職人さんに頼んでパテ飼いからやり直してもらいました。
 
 
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一方で意外だったのが
スタイロフォームがむき出しだった天井。
 
下地のつもりで塗ったモルタルの雰囲気が気に入った
という事で、ヘアクラックが見える状態のままお引渡しをしました。
 
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壁の塗装色を決めていただいたから、
ほぼ毎週のように客様には現場に来ていただきました。
 
「洗面コーナーの立上り場所は椅子が使えるくらいに広い方がいいですよね?」
 
「クローセットのハンガーパイプの位置を確認してください」
 
「鏡の位置はここでいいでしょうか?」
 
「玄関の折り畳み椅子の高さを一緒に決めてください」
 
快適な使い心地を実現するためには、お客様の協力が欠かせません。
 
 
でも、嬉しかったのが現場に来られるたびに
「うわー、かっこ良くなったー!」とか
「照明がついたらめっちゃお洒落やん!」とか

毎回ナイスなリアクションで感想を口にしてくれることでした。
 
そんな風に言われたら工事屋冥利に尽きます。
さらに喜ばれる、スペシャルな事をしてあげたい
サプライズを演出したい!
そんな気分になっていました。
 
本当に楽しく工事をさせていただきました。
 
お引渡しは春先でしたが、
これから夏を迎えます。

断熱をほどこしたリビングと
コンクリートの躯体を活かして断熱をしなかった寝室
 
ふたつの部屋の快適さがどう違うのかとても興味があります。

もし、寝室が快適でなかったら
それを改善するオプションプランがちゃんとありますので
お気軽に連絡してきてくださいね。

 
 
↓ トイレに塗った珪藻土塗り壁『はいから小町』のパターン作りの様子です
 

 
 
 
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