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自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」エーゼン大塚建設

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こんにちは!

自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォーム」ブログを運営している

東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です

 

 

「クローゼットのカビ何とかならないでしょうか?」

このブログやYoutubeチャンネル「リフォーム大好き講座」を見たと

住宅の結露やカビでお悩みの方から沢山お問い合わせをいただきます。

 

そのほとんどが木造住宅ではなく

気密の良いマンションです。

中には2000年築の高層マンションという例もありました。

まだ出来て16年ですよ

壁の裏にはちゃんと吹付発砲ウレタンで断熱施工されているのに

クローゼットの中にカビが生える・・・

 

何で?

 

吹きさらしの角部屋とか、

お部屋の空気の循環が悪いとか

 

様々な要因が重なって、築浅のマンションでも結露します。

 

原因が様々ですから

結露(カビ)を解消する対策もさまざま。

そうした個別の施工事例は別の機会にご紹介します、お楽しみに!

 

 

結露対策工事で使えるに新しい建材!

モイスNT

 

今まで当社が採用してきた結露対策に有効な内装仕上げ材と言えば

珪藻土の「はいから小町」と

リサイクル建材の「エコカラット」です。

どちらも既存の壁クロスの上から施工が出来るので施工か簡単なうえに

仕上げ材としても美しいのが魅力です。

 

今回であったモイスNT内装材はそのまま仕上げ材としても使える下地材。

ただデザイン的にお洒落ではないので

さすがに玄関やリビングには淡白すぎて使いたくありませんが

クローゼットとか造作家具の背板なら十分仕上げ材として使えます。

 

その質感は耐火建材のケイカル板に似ていますが、表面が硬いので爪でひっかいても傷になりませんし

指や服が粉で白くなりませんでした。

 

畳1帖サイズで1枚3,660円と下地材としてはちょっとお高いですが

シナベニヤや桐ボードとは比較にならない調湿効果がありますし

下地から直すなら、はいから小町やエコカラットより4割安く出来るので結果的にローコスト!

 

肝心な吸湿性能は、霧吹きの水を吹くとグングン吸収していきます。

その様子はエコカラットにそっくり

(最後に動画があります)

 

商品の詳しい情報はアイカ工業のHPをご覧ください

 

 

今年は忙しくてなかなか展示会にいけませんでしたが

いい建材と出会えました。

近い将来、モイスNTを使った事例がご紹介できると思います。

大塚健太郎

 

 

動画です↓

嫌な結露とカビを解決する方法

 

 

 

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こんにちは!

自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している

東京都江東区のエーゼン大塚建設の代表 贅沢リフォームの匠、大塚健太郎です。

 

 

夢はあきらめなければ必ず叶う!

 

ビジネス書や自己啓発のセミナーで良く使われるフレーズです。

AKBの元総監督、高橋みなみさんも同じような名言を残していますね。

私もこうした考え方は大好きです。

 

 

リフォーム工事でも

夢の住まいを作ろうとすると様々な障害が立ちはだかります。

予算であったり、

工期であったり

撤去したい壁が耐力壁(耐震壁)で壊せなかったり

トイレをバリアフリーにしたくても、ルート変更の出来ない配管が転がっていたり

 

写真 2016-04-04 18 30 16-tile.jpg

 

僕ら建築のプロは

図面を読みこなし、天井裏や床下を覗いて、

時には辛い判断をお客様に告げなければなりません。

 

「トイレのバリアフリー化は出来ませんね」

 

 

 

このブログでご紹介する施主のF様の場合も

「今の便器には特に不満はない」

との事でしたから

トイレの内部はそのままにして、手を付けない方針で工事を始めました。

 

 

でも、F様はトイレのバリアフリー化を全然諦めていませんでした

マンションリフォーム

 

壁がなくなり、床や天井のコンクリートがむき出しになると

タイミングを見計らったように

「大塚さん、うちのトイレの床は下げられないかしら?」

と再びバリアフリー化を熱望されてきました。

 

 

「えぇ~!やっぱり諦めていなかったんですね~」

私はかつてゼネコン社員だったころ新築マンションの現場監督をしていました。

ですから、いかにマンションが合理的に設計されている物であるかを良く知っています。

必要のない段差など、お金と時間がかかるだけです。

段差があるのは、それなりの理由や必要性があるからです。

 

そんな作り手の事情を知っているので

初めは乗り気でなかったトイレの床下調査も

F様の熱意に根負けしてやってみる事にしました。

 

 

「分りました、廊下の扉の納まりが変更になりましたでしょ。

そのためどうせトイレの床を一部剥がさなきゃならないので

今床をめくってみましょう・・・」

 

 

 

F様の熱意は私を動かしただけでなく、

ふたつの奇跡を呼びました。

 

 

「消えた配管」と「工事ミス」

写真 2016-05-10 16 36 40.jpg

 

当初壊さないつもりのトイレの床をめくってみると

「あれっ?配管が転がっていない・・・」

 

建築図面では書いてある(実在するはずの)配管が見当たりませんでした。

キッチンやUBから離れ、廊下の脇にぽつんと配置されたトイレ。

そこに書いてある配管ですから、何か意味のある配管であるに違いない。

図面がかすれていて給水なのかガス配管なのか判別できないけれど

その配管が転がっているので、廊下より床が高くなっている・・・はずでした。

 

図面にある配管が消えた!

これはまさしく奇跡でした。

 

 

でも、これだけではバリアフリーに出来ません。

「Fさん、床だけを下げると便器が今よりも高くなってしまうんですが大丈夫ですか?」

「私は足が長いから大丈夫よ、多分・・・」

 

写真 2016-08-12 18 12 38.jpg

 

いやぁ、大丈夫な事ないでしょう。

便座に腰かけると足が浮いてしまう便器なんて

使いにくいッたらないです。

踏み台を置くにしても邪魔だろうし

お掃除するにも面倒くさい。

 

 

バリアフリーはやっぱり無理だなと、なかば諦めました。

 

念のため、便器と壁の間の隙間に頭を突っ込んで裏側の配管を見た時

ふたつ目の奇跡がそこにありました!

 

配管が凄く低い!

写真 2016-08-12 23 35 44.jpg

 

その配管は見たことないくらい、曲げられていました。

 

「工事ミスか?」

 

 

同じプランが縦に続くマンションでは

上の階に行くほど施工する職人も慣れてきますし

現場監督もチェックするポイントが適切になります。

同じ事の繰り返しですからね。

 

 

逆に、下の階ではまだ部屋のプランに慣れていないので

誰かがうっかりミスをする可能性は高くなります。

 

 

もしかしたら、トイレの床は上がらないと勘違いして

縦配管のジョイント位置を低く作ってしまったのかもしれません。

床に給水やガスの転がし配管がなければわざわざ床を上げる必要なんてありませんから

そんな勘違いがあったとしてもうなずけます。

 

 

理由はどうであれ

これは奇跡です!

 

 

便器の位置を下げる分、排水芯位置を上げれば元々の縦配管に繋ぐことが出来ます。

つまり

排水芯が155ミリのリモデルタイプの便器を使えば

今の床を下げて、便器の取り付け位置も下げた完璧な段差解消が可能となります。

 

 

 

ふたつの奇跡が重なり

このマンションで唯一のバリアフリートイレが実現しました

 

マンションリフォーム中央区

 

今回ばかりはF様の粘り勝ちです。

夢は諦めなければ必ず叶う!

を体現されてしまいました。

 

素晴らしいですね。

 

その一方でプロはダメですね(^_^;)

先入観や既成概念に囚われると

なかなかマインドを切り変える事が出来ません。

今回深~く反省しました。

 

でも、お客様のこだわりに真摯に向き合い

とことんお付き合い出来たのですから

『贅沢リフォームの匠』として良い仕事が出来たと自負しています。

 

だって、

「このマンションでバリアフリーのトイレがあるのは我が家だけ!」

なんて、最高の贅沢じゃないでしょうか

 

 

工事中、私と一緒に悩んでくれたマサコさんも

完成したトイレに喜ぶお客様の顔を見れば

この満足げな顔! (^^)

漆喰

 

 

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こんにちは!

バレエスタジオマイスターの大塚健太郎です。

東京都江東区の住宅リフォーム会社 エーゼン大塚建設で代表をしています。

 

 

今日はなんと

チャコット・ダンスキューブ勝どきスタジオを見学させていただきました。

写真 2016-06-11 16 53 38.jpg

 

天井も高くて、鏡も大きい~

窓からは自然光がバンバン入ってきます。

素敵なスタジオですね~

 

 

いま江東区深川でバレエスタジオをリフォームしていて

そこの照明計画を練るために

チャコットさんのスタジオを見学させていただきました。

 

 

写真のマサコさんが両手を広げているのは

真上の照明器具の間隔を比較するためです。

器具の間隔はなんとなく2m位ってわかりますね。

 

 

なかなか余所のスタジオを見学に行く機会などないので

本当に勉強になりました。

 

 

さて、今日お話しするのは

ダンススタジオを作るにあたって

踊りやすい床にするにはどうすればいいか?

 

 

ズバリ言います。

スタジオ見学に行きましょう!

写真 2016-06-11 22 49 17.jpg

 

小さいころレッスンで通ったスタジオや

先輩が独立して開業したスタジオ、

見学させてくれるスタジオを恩師の方に紹介してもらってもいいですよね。

 

見学のポイントはふたつです

 

1.仕上げ材の感触

リノリウムもメーカーによって足ざわりやグリップ感が違います。 

 

2.床下地の違い

鉄骨補強・置床式・マット式などで床全体のクッション性が違ってきます。

 

 

 

 

1.仕上げ材の感触

リノリウムもメーカーによって足ざわりやグリップ感が違います。

 

 

昔はバレエスタジオの床にフローリングが使われていましたが

今はリノリウムが主流で、TMフロアとTFリュームが人気のツートップです。

 

この仕上げ材だけでも先生によって好みが分れるんです。

 

その違いは小さなサンプルだけでは実感できないので

バレエスタジオマイスターは半畳サイズの実物サンプルを体感してもらっています。

 

そのサンプルを前にすると、先生方は皆さんバレエシューズに履き替えて

ピルエットしたり、ポワントしたり

「丁度いい沈み具合で、ポワントしやすい」

「靴下だとグリップ良いけど、バレエシューズだと滑りすぎるな」

など、ビックリするくらい皆さんの感想は違います。

 

 

完全に好みの問題です。

自分の好みで選びましょう。

 

 

 

2.床下地の違い

鉄骨補強・置床式・マット式などで床全体のクッション性が違ってきます。

 

 

ビルの2階にあるスタジオだと、下階へのクレーム防止のために防振床が必要になります。

防振床はコンクリート造とか鉄骨造とか建物の構造によっても作り込みが変わってきますから

どのスタジオもオリジナルの床下地となります。

 

仮に地下階や路面店舗だとしても、床の不陸が(凸凹が)大きければ

置床などで下地を平らに作ります。

 

この置床は防振のためのゴム足があるためとてもクッション性があります。

 

膝や腰、足首への負担が少ないという事から

みなさん柔らかい床を希望されますが

ここでも好みが分れます。

 

「置床の柔らかさがいい」

「置床だと柔らかすぎる」

「アンダーレイシートだけでは固すぎる」

 

と意見もさまざま

 

最近ではこんなご意見も

 

「海外のコンクールでは、会場の床の状態は凄く悪いんです。

日本では考えられないくらいに。

だから、コンディションの良すぎる床に慣れてしまうのも善し悪しで・・・」

 

う~む、世界を見据えた指導をされるんですね。

素晴らしい~

 

 

いかがでしょうか。

メーカーのカタログを調べたり

施工事例での先生方のレビューを見るよりも

実際のスタジオに見学に行って、

床の感触を体感した方がいい事がお分かりいただけたでしょうか。

 

 

バレエスタジオマイスターも

生徒さん達が快適にスタジオレッスンが出来ているのか体感するために

ひとりの生徒としてレッスンに励んでいます。

 

写真 2016-06-09 21 10 11.jpg

 

 

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こんにちは!

バレエスタジオマイスターの大塚健太郎です

東京都江東区で住宅リフォーム会社 エーゼン大塚建設の代表をしています。

 

 

「賃貸契約なんか慣れてるわ~!」

というバレエの先生ってあまりいませんよね。

 

物件選び.jpg

 

僕の知っている先生方は皆さん不安を抱えながら不動産担当者や大家さんと面接してこられました。

 

 

ようやく理想的な物件を見つけたのに

いままで経験してこなかったような面接をしなければならないんですから

すごい高いハードルに感じるでしょうね。

 

 

「そもそも大家さんはスタジオ運営に理解を示してくれるか?」

「天井を壊すのはOKだろうか?」

「外壁はどこまで手を加えてもいいか?」

 

 

関係者が気持ちよく賃貸契約が出来るように

バレエスタジオマイスターは事前に物件の調査をしたり

防振防音のテストをしたり

準備を進めます。

 

 

どんな調査をするかはこちらの施工事例が参考になります

八千代台バレエスタジオ RC造ビルで防振床・遮音壁

 

物件選びを解説したブログはこちら

バレエスタジオ用地を探すのなら鉄骨造はやめた方がいい

 

 

 

 

事前調査が十分に出来ないレアケース

 

そんな物件もまれにあります。

点検口が無いような場合です。

非破壊では床下や天井裏を調査出来ません。

天井板を外すだけでも大家さんの許可がなければNGですし

大家さんとしても、融資の可否が分らないのに、天井を壊していいとは言えません

 

 

ただ、バレエスタジオマイスターとしてはあまり心配はしていませんでした。

と言うのも物件が路面店舗で防振の心配がないからです。

防音対策だけであれば、調査したあとでいくらでも対応が可能です。

 

 

そのことを、スタジオ主宰の先生にはご理解いただけたのですが

残念なことに

大家さんや不動産担当者に対して、

私の方から工事の説明をする機会はありませんでした。

 

 

 

 

そして迎えた賃貸契約当日、事務所の電話が鳴りました

 

「大塚さん、工事の内容や専門的な質問を受けて困ってます~

 

 

仲介業者、管理会社、大家さんの間で話の行き違いがあって

賃貸契約当日に私が同席して質疑に応える事になっていたようです!?

 

スタジオさんと大家さんの信頼関係を築くためのお手伝いも

バレエスタジオマイスターの大事な仕事です。

すぐに不動産会社に向かいました。

 

 

契約の席には、スタジオの先生、大家さんご夫婦、そして不動産担当者が2人

「アウェーな不動産事務所でしかも1対4の面接なんて辛い状況だな~」

そんな空気を感じました。

先生良くひとりで頑張っておられましたね!

 

 

「始めまして、工事をさせていただく大塚と申します。

皆様のご心配事やご質問にお答えするために伺いました」

 

 

リラックスを装いながら、ど緊張していました。

どの質問に対しても、いつもよりベラベラしゃべっているのが自分でもわかりました。

 

 

でも話し合いはいたって建設的

 

 

ご主人の心配事は構造的な事で

 「2階への防音はどう考えているのか?」

 「外壁に傷を付けるのではないか?」

 「雨漏れの原因になっては困る」

 「以前NTT回線を切られて困ったことがある」

 

 

一方、奥様のご心配はご近所への配慮

 「エアコン室外機は隣地側ではなく、駐車場側にして欲しい」

 「静かな場所なので、飲食とかは断っていた物件です。くれぐれもご近所んびご迷惑にならない様に」

 

 

皆さんのご不安、ご質問に対して最大もらさずお答えすることが出来ました。

 

 

「バレエスタジオは何件くらい手掛けているのかしら?」

「10件になります。うち1件はここから近いヒップホップスタジオです」

 

そのやりとりあたりから、私の話をしっかり聞いていただけたようでした。

 

 

帰り際には、仲介不動産さんから

「バレエスタジオ専門の方ですか?」と聞かれ

「いや~、本業は住宅リフォームが専門です」と答える一幕も

 

 

あぁ、しまった。そうじゃない、そこは

「えぇ、バレエスタジオマイスターです!」と答えるべきだった~

 

 

皆さんの不安がなくなったところで、僕は先に失礼させていただきました。

その後の賃貸契約の捺印手続きはスムーズだったそうです。

スタジオ主宰の先生から夜にLINEをいただきました

 

 

「大塚さんが来てくださったおかげで、あの後大家さんの態度が180度変わりました・・・

最後には奥様が(スタジオを)近所に宣伝すると意気込んで・・・

契約は無事に終わりました」

 

皆様が気持ちよく賃貸契約することが出来て嬉しいです。

 

 

 

バレエスタジオマイスターはスタジオ工事の前から皆様に寄り添い、お力添えをしています。

 

少しでもスタジオ主宰の先生方の気持ちを共有したくて、

最近バレエのレッスンに通っています。

ワイデワン高田馬場スタジオ 毎週木曜日19:30~21:00

 

写真 2016-05-12 23 58 16.jpg

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます 

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こんにちは!

自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している

東京都江東区のエーゼン大塚建設の代表 贅沢リフォームの匠、大塚健太郎です

 

 

「制限があるから頭を使うのよ」

R天井

 

僕ら作り手がいつも現場で悩むこと、それは

 

「天井を高くしたいけど、あの配管どうにかならないかな~」

「オープンルームスタイルは開放感あって素敵だけど、スイッチやコンセントをどこに付ける~?」

「このR天井だと、トイレのドアがぶつかっちゃうよな~」

 

 

そんな納まりについて、いつも悩んでいます。

お客様の希望は叶えたいし

でもプロとして使い勝手のいい形、大きさ、配置を提案したい。

 

 

木造であれば、いろんな融通が利くけれど

コンクリートで囲われたマンションでは制限が沢山あって、思うようにいきません。

 

 

そんな時に施主のFさんが言われました

 

「制限があるからみんな必死に頭を使うでしょう。

だから、いいものが出来るのよ」

 

なるほど~、制限を逆手に取る発想ですね~

 

 

Fさんのご要望は暗くて天井の低い廊下を素敵にしたい!という事

 

 

そこで、まずは天井裏に流れていた設備配管のルートを変更しました。

これで5センチ天井を上げられます。

 

 

でもそれだけでは構造屋さんの発想。

天井は高くなるけど、全然素敵じゃあない・・・

 

 

漆喰色見本

 

そんな時、リビングの漆喰壁の色見本作りで来ていた左官の茂木さんがFさんに

 

「廊下の天井もRにしちゃいます?」

「あらっ、修道院みたいで素敵ね」

「白漆喰で仕上げて、ブラケット灯で照らしたらいいですよね」

 

様式美の話題で盛り上がって居たと思ったら、いつの間にかそんな話しになっていました。

 

 

 

ちょっと、ちょっと茂木さん

工期が決まってるのに仕事増やしてどうするの?

 

「大丈夫だよ、大塚さん。網入れてモルタルで下地から全部作れるから」

 

ですよね、茂木さんなら出来るよね。

もちろん知ってますよ。

でもね、今日の色見本作りでドンドン左官仕上げの範囲増えたじゃない。

ただでさえいそがしい茂木さんが、そんなに沢山抱えられないでしょ・・・

どう考えたって、時間的に無理!

 

「いや~、時間さえもらえれば何だってやるよぉ」

 

茂木さん、わざと言ってるでしょ、わざと!

 

 

でも、仕方がない。お客さんが喜ぶ事だから・・・

チーム大塚のいいところは

みんなが屈託なく意見を言い合える事だからね

そうやって、知恵を出し会う事で素敵な部屋にマッシュアップ出来るんだよね。

 

 

という訳で、廊下の天井はR天井になりました。

 

写真 2016-05-12 11 07 02.jpg

 

さっそくイメージに近い曲線をFさんにプラダンに書いてもらいました。

何度も鉛筆で下書きをして

ようやく納得できるカーブを見つけ、マジックで筆入れしています。

 

 

次にそれを廊下に合わせて高さの感じを見てもらいます。

マンションリフォーム中央区

 

作り手としては、出来るだけ高い位置に配置するんだろうなと思っていました。

でもFさんは

「丁度うす暗い感じじゃない。トンネルを抜けるようなR感を出したいからむしろ低い方がいいわね」

 

 

確かに、低い位置に下げるとR感が効いてきます。

良いですね~

 

これで決まったかに見えますが、

翌日このRを作り直すことになりました。

 

廊下に置く本棚のサイドが丸見えになるのは素敵じゃない!

という事で、Rの左側に袖壁を作ることに・・・

もちろんRのカーブも変わります。

 

写真 2015-09-10 16 24 27.jpg

 

そのままのRではトイレの片開き扉がぶつかってしまうので

Rの下がり壁をくぐったら、4分の1Rにデザインを変えて対応することにしました。

 

ただ、もうひとつ問題が残ります。

 

R壁を下げたために、正面の引き戸枠にRがかぶってきてしまうんです。

 

これだとデザイン的にかっこ悪いばかりか、

引き戸を入れる事が出来ません。

 

R天井の位置を上げれば解決するのですが

それではFさんの満足が得られません。

 

残る方法はもうひとつあるけれど、それは作るのが大変な納まりで

出来上がりのクオリティがどんなものになるのか想像が出来ません・・・

 

「大塚さん、こうなったら奥の引き戸に向けてRの終わりを斜めに結んじゃいましょう」

 

あぁ~、やっぱりそこに気が付いちゃいましたね~

現場泣かせの納まり。

ただのRなら2次元だけど、斜めにひねりが加わった3次元R

 

 

どうしよう、曲げベニヤだと2次元しか曲がらないし

ましてこんなRがキツイとそもそも駄目かも。

ベニヤがささくれると、将来天井の漆喰にひびが入るかもしれないし・・・

 

「大塚さん、FGボードをビシャビシャに濡らすと曲げられるよ」

おお~、茂木さんナイスアドバイス!

 

「ま、時間さえくれれば下地からモルタルでやるんだけどねぇ~」

茂木さん、いつか仕返ししてやる~

 

 

という訳で、この3次元Rの天井下地は自分でこしらえる事にしました。

えっ?大工さんにやってもらえばですって?

寸法の指示が出来ないものをどうやって人に丸投げ出来ますでしょうか。

 

 

でもね、親方の小林さんは優しい人なので

ヒイヒイ言ってる僕を暖かく見守ってくれます。

親方が見てくれているだけで、なんとなく自分でも出来そうな気がしてくるのが不思議です。

 

Fさんも下地作りを手伝ってくれました。

 

R天井下地

 

桟木の通りを1本1本糸を張って調整していく根気のいる作業ですが

ふたり掛かりのおかげでなんとかクリアできました。

 

そればかりか、裁縫をされるFさんは得意の型紙作りを活かして

夜のうちに、天井の型取りをして、大きな紙を貼り合わせた型紙を用意してくれていたんです。

 

これには感動しました。

 

ここまでやっていただいたのなら

きれいな天井を作らない訳には行きません!


途中親方にも手伝ってもらいながら

R天井

 

 

ようやく天井の下地が完成しました

マンションリフォーム

 

工事用の照明が付いているところに、ブラケット灯が付く予定です。

これに漆喰が塗られて仕上がると、すごく素敵な廊下になりますね。

 

狭くて低い廊下を逆手に取ったデザインです。

 

制限があるからこそ、個性的になるんですね。

 

 

こんな風に、現場で職人たちと話し合いながら部屋作りを進めるって贅沢なリフォームですよね。

贅沢リフォームの匠 大塚健太郎でした。

 

 

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