こんにちは!
自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」を運営している
東京都江東区のエーゼン大塚建設 代表の大塚健太郎です。
ユニットバスの交換時期って何年でしょう?
10年?20年?30年?
実は私も良くわかりません(汗)
17年で2000件の家を見てきましたが
浴槽が割れたお宅2件
樹脂のカウンターが割れたお宅が1件だけです。
それも、うっかり物を落としてしまったとかの理由があっての破損です。
ユニットバスってなかなか経年劣化で壊れる物じゃないんです。
ただ、賃貸物件に良く使うハーフユニットタイプではパネルのコーティングが悪く
錆びてきてしまう物がありますけどね・・・
ではマンションでUBを取り変える目的は何でしょう?
●今のUBが狭いので大きいものに変える
●中古マンションを買ったのでリノベーションする
●エプロンの中のお手入れできないところにカビが生えているのがいや
●お隣が新しくしたので、つられて我が家も・・・
大きさや設置場所を変える積極的なリフォームならばUB取り変えもうなずけます。
見えないところにカビが生えるのを防ぐタイプのUBも出てきています。
なんとなく汚れてきたから取り変えたいっていう欲求もあるでしょうね。
新しい機能求めてグレードアップするだけなら、わざわざ本体ごと交換する必要はありません
●追い焚きが無いので付けたい とか
●バス乾燥機を付けたい とか
●蛇口を新しくしたい
ということなら部分的な工事で改善出来ます。
先日 「ユニットバスを取り変えたい」 と連絡をいただいたお宅でのエピソードです
築19年ですが、お洒落なタイルがアクセント貼りしてあるユニットバスで
とても綺麗な状態でした。
「今のお風呂で何かご不満な点がありますか?」
そう質問すると
「床のタイル目地が割れて来て、時々排水口のところに転がっているんです。
このまま放置していると、漏水しちゃうんじゃないかと心配で・・・」
なるほどそれは心配ですね。(完全な誤解ですけど・・・)
「管理会社に聞いたら、いずれUB下の配管も錆びてしまうかもしれないので
UBの交換を勧められたんです・・・」
水漏れもしないし、配管が錆びたりもしないですよ安心してください。
でも、言われたままUBの取替えをするのも納得できなかったようで
「江東区 ユニットバス」で検索してエーゼン大塚建設を見つけてくださったそうです。
そこまでお話を聞いて、自分の直感を信じてヨカッタな~と思いました。
だって、UBを取り変えたいと呼ばれたのに
寸法測ったり、写真を撮ったり、天井裏を覗いたりする前に
開口一番 「このお風呂綺麗ですよね~、何が不満で取り変えるんです?」
と質問して良かったです。
営業的に考えれば
取り変えたいって仰ってるんだから、取り換えてあげればいいじゃん!
って事なのですが
必要のない工事をして利益が出たとしてもねぇ、
何か悪い事をしたような、いやな気分になりますもんね。
という事で今回の提案は床面のリフォームに
悩みのもとはタイル目地が割れたことで将来漏水に繋がるのでは?という奥さまの心配です
確かに放置しておくと漏水はしませんが
床タイルが剥がれてきたり、捨て貼りのベニヤが腐食したりはするでしょう。
だからそうなる前に、床面だけ綺麗にリフォームしましょう!という事です。
バレエシートのTMフロアでお世話になっている建材メーカー、東リ。
そのバスナフローレを貼れば、新品のUBの床のようになりますし、
今までのタイルのように冷たくありません。
温か快適に入浴出来ます。
折角なのでひとしきりインスペクションしました
もうひとつの心配事は、やはり管理会社に言われた、給湯管からの漏水トラブルでしたので
おい部屋のインスペクションすることにしました。
■給湯配管に付いて
1997年築のマンションなので、給湯配管にポリエチレン管(漏水しにくい)が使われているか微妙~な時期です。
PS(パイプシャフト)を開けての給湯器周辺を見ました。
給湯管は銅管でした。早ければ20年くらいで漏水が発生します。
「このマンションで漏水の事例はありますか?」
「1件くらいでしょうか・・・」
つまりいずれは給湯管のやり替えが必要という事ですね
■ではその時期は
幸いなことにこの部屋の下階は共用スペースです。もし漏水があっても住宅ではないのでそれほど困りません。
ユニットバスやキッチンを入れ替えるのようなリフォーム合わせて配管の遣り替えをするならともかく
わざわざ配管の引きかえだけする必要はないですね。
このお部屋に限って言えば漏水が起こってから、工事すればOKです。
「ちなみに火災保険は入られてますよね」
「ええ」
「その特約を確認しておいてください。漏水事故の時に下階の修理費が出るはずです。
ご自宅部分の直しは出ませんけど。」
■将来配管やり替えをするときはどんな感じになるの?
このマンションのフローリングはフカフカしていませんでした。防音タイプではなく普通の合板フロアが貼られてます。
という事は床の下地自体に防音性能のある万協フロアーシステムが使われていると想像できます。
いわゆる置床です。
であれば、床下にはいい具合に空間があるので、床をめくらなくても新しい配管を引き回しすることが出来そうです。
どうしても配管が通らないところだけ部分的に床を開ければ良いので
かなりきれいな状態で復旧出来ます。
そんな話を奥様にしました。
かなり納得してくれたようです。
私、こう見えて素人さんにもわかるように説明するのが上手なんです (^^)
すると
「実は洗面化粧台の照明の位置が悪くて困ってるんですけど(上の写真)
鏡の方に照明器具を取り付けられますか?」
出来ますとも!
ただ、この梁型の裏はコンクリートなのでダウンライトのような埋め込みタイプは無理ですね。
梁下に直付けするタイプならOKです。
「配線が見えてくるんでしょうねぇ・・・」
いえいえ、隣のUB点検口から手を伸ばして配線は全て隠ぺい出来ます。
不細工なケーブルは見えて来ませんよ。私は出来ませんけど、チームの電気屋さんならやってくれます。
という事で提案したのが
お顔が綺麗に映る『美ルック』
ODELIC(オーデリック)の器具も考えたんですけど
Panasonicはさすがですね、『美』をコンセプトにした商品が多い!
窓のないマンションの洗面化粧台でメイクをした場合
天井のダウンライトは電球色で
鏡の前は昼白色だったりしたら
狙った発色にメイク出来ませんからね。
そう言う不満にこたえる電球が『美ルック』だそうです。
そのあと奥様からは、キッチン水栓のぐらつきや、UBの壁収納周りのコーキング劣化など
色々気になっていた事の相談が次々出て来ました。
う~ん、かなり我慢しながら生活されてたんですね。
全部まとめて解消できますからご安心ください!
さあ、今回も長々と書きましたが
何の話でしたっけ?
そうそうユニットバスを取り変えるかどうか?って話しでしたね。
でもね、お客様の立場で考えると、施工会社に電話した場合何の気なしに
「UBを取り変えたいんですが・・・」
と言ってしまうんですね。
ご自分の本当の悩みとか希望に気付かずに・・・
私達施工会社のプロは、本当は何が求められているのか?と言う本質を聞きださないといけませんね。
江東区のリフォーム会社にはあなたの話をしっかり聞くエーゼン大塚建設があります!のでご安心を!
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