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自然素材・輸入壁紙を使った「住宅リフォームブログ」エーゼン大塚建設

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太陽の明かり

こんにちは!スタッフの大塚昌子です。

先日、ある商社の展示会で見かけて
気になっていた商品があります。

太陽光照明スカイライトチューブ。
まず、形状がユニークで目が止まってしまいました。

その展示ブースでの説明だけでは足りずに、
後日、出品先の会社へ商品の体験会ということで、
お邪魔させていただきました!



展示ブースとちがって、実際にご自分達の社屋に取り付けられている室内。
写真は、ひとつだけカバーをはずした状態ですが、これだけでも十分な明るさがあります。
窓のないトイレだって、この通り「うわっ!明るい」



マンションにお住まいの方には、見ることのない天窓。
戸建住宅に時々着いているのですが、従来のものは、
自然光が上から入ってきて、明るいのはいいんですが
夏は、日差しがサンサンと入って、クーラーで冷やした空気を暖めてしまいます。
冬は逆に暖房で温めた空気が逃げていき、結露が水滴となって上からポタポタと
落ちてくるそうなんです。(私も天窓のある家は住んだことがありません)

そして、これは、私も経験があるのですが
戸建ての1階って暗い部屋が多くないですか?
周りの住環境によっては、最上階なのに時間が経過すると
隣のビルの影になってしまって電気を半日以上つけっぱなしに・・・



この商品の活気的なところは、太陽光を反射板の着いているチューブに通すことで
拡散させ、室内の明るさは、天窓や普通の窓から入ってくる光よりも明るいんです。
おまけに熱と紫外線は、シャットアウトできるのだそうです。



日照条件の悪い住環境でも、ドーム型の先端から
どの角度でも太陽光を集められる設計になっているんです。

夜は、さすがに電気照明を使いますが、
月明かり(満月で快晴の日など)でも灯りが取れるということです。

とってもエコ!実際にリフォーム工事で登場する日が来るといいなぁ・・・(^^♪ 

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「2階のトイレを移設してほしい」

 

その希望に応えるため、押入れだった場所に新規に給排水管を引き込みました。



CIMG3833.JPG

 

あとは、ビニールクロスを貼って建具を取り付けるだけ。
もちろん介助しやすいように引き戸を準備・・・

 

でも、待てよ。
このまま仕上げた場合、寝室に設置するトイレとして快適に使えるでしょうか?



匂い・湿気・寒さ
これをコントロールしないと、寝室中が臭く、湿っぽく、寒い劣悪な部屋になりかねません。

そこで用意したのが『シャッター付きのパイプファン(換気扇)』
臭気を残さないためのパイプファンですが、
一般的なタイプだと冬の冷たい外気が部屋に侵入してきてしまいます。
電動式のシャッター内臓にすることでこれを防げます。
 

それに加えて壁天井の仕上げ材を珪藻土塗り壁の『はいから小町』を使いました。
 

IMG_3389.JPG



トイレにありがちなアンモニア臭を消臭する上に、湿気がこもるトイレの湿度調整をしてくれます。


特に今回は、再利用する壁が土壁だったためにボードやベニヤを貼ることが出来ません。
左官作業で仕上げるのが最も適していました。

完全乾燥に1週間かかるのが難点ですが、休日を上手くはさんだりしながら作業を進めています。
 

こうした工夫で、『押入れをトイレにリフォーム』した後も、快適に使うことが出来ます。
 

 

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「2階のトイレを移設してほしい」


そう連絡を受けて伺った先は、排水管のトラブルを抱えていました。
排水管がお隣の敷地を通っていて、これを、反対側の排水管に切り替えたい!

 

そういうご相談でした。

 

他にも、家族の動線がご主人の寝室を通り抜ける状態でしたので
この際、寝室も移動します。

 

そこで、採用したのが、『押入れをトイレにリフォーム』

 

CIMG3824.JPGのサムネイル画像


住宅介護では王道のプランですが、
給排水・電気の設備がない押入れにトイレを作るのはなかなか大変

計画の段階では、
1階の作業所天井裏から廊下を通し、キッチン裏の縦配管に結ぼうと考えました。
8寸以上の梁もあるだろうから、
「途中で配管は露出してきます」とみなが覚悟していました。



それから1か月、着工直前で山のようにあった作業所倉庫の梱包が片付くと
今まで見えなかった配管ルートを発見。

倉庫の天井に排水配管を流せるようになりました。

 

作業所や廊下への配管がなくなったので
余計な解体・復旧が無くなり、お仕事へのストレスもなく
その上コストも下げられます。



CIMG3829.JPG

 

気を良くしたご主人が追加の希望を話してこられました。


「夜でも、ちょっと水が飲めるように手洗いが欲しいな」
「それなら、コンパクトな流しをトイレの外に付けましょう。今のうちに配管だけ分岐しておきますね」

トイレの完成後、寝室を畳から洋室にリフォームするので、床下に配管の準備だけしておけば十分対応できます。

 

さあ、これで『押入れをトイレにリフォーム』の給排水の問題は解決しました。


ですが、寝室にトイレを設置する場合、もうひとつ解決しなければならない問題があります。

次回はその問題に挑みます。
 

 


 

 

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賢い水のトラブル対処法の続きです。
 

「トイレが詰まっている!」というご相談を受けて、電話口で状況を聞き、応急処置のアドバイスをするまでが前回のブログでした。
 

そして今日、

「奥さん、昨日の業者の応急処置はどうでしたか?うまくいきましたか?

えっ?断ったんですか。確かに以前よその業者から大工事になると脅されたとおっしゃっていましたからねぇ。
不安になる気持ちもわかります・・・」

そう電話で話した後、お宅に訪問しました。
 

「では、順番に見せていただきます。
まず、1階のトイレからお願いします」

実際にトイレを流してもらうと、水がみるみる溜まってきて今にもあふれそうです。
 

「お風呂の水を抜くと、トイレでボコボコ音がするんです・・・」

「じゃあ、お風呂の水も抜いてください」
 

しばらくは問題なく水が抜けていましたが、半分位になったとき
「ボコッ、ボコッ」
っと、音がして便器の水に空気の泡が上がってきます。
こんなのは私も見たことがありません。

「2階のトイレはいかがですか?」

2階に上がると、1階と同じように、「ボコッ、ボコッ」と泡が出ています。

泡が消えてから流すと、同じようにあふれそうになります。

窓から下を覗くと、トイレの配管が外壁に伝っていました。
特に通気管は無いようです。

 

「キッチンはいかがですか?」

「流しは問題なく流れるんです」

う?ん、なるほど。建物の配管図面は無いけれど、どうやらキッチンの排水の方が水下という訳ですね。


腕を組んで家の配管ルートを推理している私を、奥さんは不思議そうな顔で見ています。

確かに、様子を見てばかりで、ラバーカップ(すっぽん)を手に取ろうともしないのですから仕方ありません。

「次は外を見ますね」

トイレのすぐ外の桝は期待に反して雨水桝でした。

いったい、排水はどこへ?

一方で反対側に位置するキッチンの外には桝がふたつ

 

「ええ、そうなんです。うちは家の下を排水管が横断しているみたいです。

以前飛び込みの業者に『このままでは配管が詰まった時に大変なことになりますよ!』と脅されたことがあります」

なるほど、そうですか。でも、配管が横断していること自体は大した問題ではありません。

もう一つ気になる、地盤面(駐車場)にある最終桝のふたを開けてみました。

幸いなことにこちらは何の問題もなさそうです。


すると、いよいよ問題はトイレとキッチンの間という事になります。

キッチンの外側の排水桝を覗いてみました。

CIMG3810.JPG


なんと!
桝の中に木の根がはびこり、キッチンの排水から上流を完全にふさいでいました。

試しに上流側の桝のふたを開けると、淵まで汚水が溜まっています。
(とても写真はアップできません・・・)

これでトイレのボコボコ音の理由がわかりました。

お風呂の水を抜いてしばらくすると、排水管の中がふさがり、行き場を失った空気が便器に逆流していたのです。


こんな状況を悪質な業者が見たら大喜びでしょう
「奥さん、これは大変だ、応急処置だけでも高圧洗浄車が必要です。
その後は土間を掘って配管の遣り替え、リビングの床も壊さないと直りませんよ!」


でも、ちゃんと知識を持った良心的な業者が対応すれば、大事にならずに修理が可能です。

根気よく、丁寧に詰まりを取っていくのが遠回りに見えて一番確実な方法。

 

1、まず、バケツの水をキッチン外の桝に流して下流の流れを確認
    (駐車場までスムーズに流れていきました)

2、次に熊手を使って排水升内部の根っこを取り除いていきます。
    (根を取るたびに、上流側から詰まっていた排水が流れてきます。この時、急に流れると下流側で詰まってしまうので、流しの水を出しっぱなしにしておくのがポイント)

3、竹竿のようにしなるHIVP管を配管の中に出し入れして清掃。上流の排水桝の詰まりが減ってきたのを確認しながら、掃除とバケツの散水を繰り返します。

4、配管の詰まりがなくなってから、お風呂の水を流し、OKならトイレの水を流します。


以上の作業は1時間ほどで完了。
到着してから2時間たっていました。
 

CIMG3811.JPG


水のトラブルの賢い対処法は、『脅されても慌てないこと』

落ち着いて、「うちの出入りの工務店(リフォーム屋)さんに相談してみますね」
と告げれば大丈夫。
仮に出入りの工務店がいなくてもゆっくり探しましょう。

今すぐ何とかしなければならないのは、火事の時くらいですから。

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こんにちは大塚です。

リフォーム業者を悩ます水のトラブル。
そのトラブルは『漏水』と『排水不良(詰まり)』に分けられます。
 

水は毎日使うものなので、トラブルが発生した場合はすぐにでも直したい気持ちはわかりますが
急いては高い買い物をすることに・・・
適切に応急処置をすれば余計な工事と費用を掛けずに修理することが出来ます。
 

「賢い水のトラブル対処法」としては
状況把握→応急処置→原因調査→修理方法検討・見積もり→修理
の手順が理想です。


でも、実際に困っていて悠長なこと言ってられない!

そんな時はどうするか?
ちょうどいい事例がありますのでご紹介します。

IMG_3248.JPGのサムネイル画像

 

「トイレが詰まっていて・・・直してくれる業者さんを知りませんか?」

千葉のお客様から電話が入りました。
でも、日曜ですぐに動いてくれる設備業者はいません。

そこで、電話口で症状を聞いてみることに 【現状把握】
 

「トイレの状態を教えてください」

「とにかく流れが悪いんです」

「水があふれてきそうな感じですか?」

「えぇ、すっぽん(ラバーカップ)を使ってなんとか流れる状態です」

 

トイレから先の配管が詰まっている可能性があるなぁ・・・


「2階にもトイレがありますか?」

「あります、2階のトイレも調子が悪いんです」
 

ん?ちょっと様子が変わってきたぞ、通気が無いのかな?

「その上、洗面所の水を流すとトイレの方でポコポコ音がするんです」

 

やはりトイレから先の配管が詰まっているようです。

 

「床下の配管が沈んでいるのでなければ、高圧洗浄だけで治る可能性があります。
4、5万掛かりますけど、通常のメンテナンスとしてもやっておく価値はあります」

 

「そのくらいならお願いしたいです、
でも主人が〇〇シアンに電話をしていて返事をしなくちゃいけないんです」

 

「今日は私どもは伺えません、〇〇シアンにそのまま来てもらってください。
もしかしたら、同じような高圧洗浄で直してくれるかもしれません」 【応急処置】
 

「仮に、床壁を壊さないと調査できないという事を言われたら、こう言ってください。
『壊さずに調査する方法はありませんか?』
それで、修理に来た職人の技量が測れます。
壊さないと無理だ、という事であれば、『応急処置だけで結構です』
と引き上げてもらいましょう」


「壊さずに調査できるのであれば、そのまま調査してもらい、修理の方法と見積もりを聞きましょう。
丁度明日はそちら方面の現場に行きますから、〇〇シアンで解決しないようなら現地調査に伺えます・・・」

そんな電話のやり取りでした。

適切な応急処置はすぐやる必要がありますが、その後の調査、修理はしっかり手順を踏んだ方がいいですね。
きちんと修理できる上にコストも安く済みます。

 

 

 

 

 

 

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